内容説明
この本の内容は航空の安全にかかわる言語および知覚というファクターの膨大な研究に基づくものである。ハンドブックに定められ、管制官やパイロットが実際に使っているオフィシャルな専門用語を分析し、管制官たちが、たとえば飛行機を着陸させるために、どのようなメンタル・プロセスをたどるかをモデル化し、よく起きるエラーのタイプを探り、原因と解決策を特定するための実験テストをデザインした。
目次
第1部 言語をベースとしたコミュニケーションの諸問題(言葉の持つ諸問題;レファレンスの諸問題;推測から起きる諸問題;リピートに関わる諸問題)
第2部 言語をベースとしないコミュニケーションの諸問題(数字のもたらす諸問題;無線に関する諸問題;応対に関する諸問題;全般的な諸問題)
第3部 解決に向けて(すぐに打つべき手;解決への長期的展望―航空コミュニケーション用電脳ボイス・インターフェイスの開発)
著者等紹介
カッシング,スティーブン[Cushing,Steven]
アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッヂにあるセンシメトリック社のシステム開発部長とユニオン大学大学院の助手を兼務。1987年から88年にかけて、NASAのエームズ研究所でヒューマンファクターズの研究にたずさわり、89年には同じNASAのラングレー研究所でフライト・マネージメントにかかわる
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