内容説明
本書は初歩的な統計学を必要とする人々のための入門書である。予備知識としては、高等学校の数学、特に代数と線形代数および微積分初歩を念頭に置いている。統計学は確率論に基礎をおいているので、検定や推定において解析学の知識を必要とする確率分布関数を利用するが、確率分布関数を厳密に数学的に導こうとすると、初学者たちに拒絶反応が起こる。それで本書では数学にあまり深入りせず、図や例題などで理解が深まるような説明方法をとった。
目次
第1章 統計学の目的
第2章 集団の特性値を示す数値
第3章 確率
第4章 確率モデル
第5章 正規分布
第6章 大数の法則と中心極限定理
第7章 統計的推定
第8章 統計的仮説検定
第9章 時系列分析
第10章 分散分析法
第11章 多変量解析法
著者等紹介
安藤洋美[アンドウヒロミ]
1931年兵庫県に生まれる。1953年大阪大学理学部数学科卒業。現在、桃山学院大学名誉教授
門脇光也[カドワキミツヤ]
1936年大阪市に生まれる。大阪府立大学で福祉を、大阪市立大学の故工藤弘吉名誉教授に数理統計学を学ぶ。37年間大阪市で福祉保険行政に携り、福祉部長で退官。現在、花園大学社会福祉学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 聖書物語 ハルキ文庫