内容説明
サンカの社会構造を体系的に究明した幻の名著の復刻。
目次
第1章 序論篇(絶滅を辿るサンカ;サンカの定義 ほか)
第2章 生活篇(生業種別(分類)
生活の区別 ほか)
第3章 分布篇(地域的分布とその人口動態;非サンカ地帯)
第4章 社会構造篇(家族;親族 ほか)
第5章 戦後におけるサンカ社会の変化とその動向(天皇中心主義;トケコミ者の就業別)
著者等紹介
三角寛[ミスミカン]
明治36年(1903)~昭和46年(1971)。大分県生まれ。本名三浦守、僧名釈法幢。日大法科卒業。大正15年朝日新聞社に入社。説教強盗の報道で話題となる。永井龍男の勧めで小説を書き始め、『婦人サロン』に『昭和毒婦伝』を連載し文壇にデビュー。『怪奇の山窩』『情炎の山窩』『純情の山窩』など山窩小説を開拓し流行作家の道を歩む。昭和37年学位論文「山窩社会の研究」で東洋大学から文学博士号を受ける。戦後は吉川英治、徳川夢声、井伏鱒二らを株主とする映画館「人世坐」「文芸坐」の経営にあたる。また昭和17年に皇国薬草研究所を創立して所長に就き、晩年には埼玉県の桂木寺の住職を務めた。『三角寛全集』35巻、別巻1巻を母念寺出版より刊行中に死去し、未完に終っている
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