外国語の水曜日―学習法としての言語学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768467848
  • NDC分類 807
  • Cコード C0080

内容説明

英語ばかりが外国語じゃない!いつもこころに文法を。長い道のりだからこそ、ときには道草、外国語。各駅停車でのんびりすすむ外国語への旅。

目次

第1章 水曜日の外国語研究室(二兎を追うもの二兎を得る?;「実験用モルモット」チュウの冒険 ほか)
第2章 外国語幻想(難しい言語と易しい言語;語学の才能のある民族 ほか)
第3章 学習法としての言語学入門(言語学とは何をするのか?(序論)
どんなことばを学習するのか?(世界の言語) ほか)
第4章 本と映像に見る外国語(絶対に勉強したくなる!(フィンランド語)
言語と正面から向き合う(韓国語) ほか)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

375
黒田龍之助先生が東京工業大学で教えていた頃のエピソードを中心に外国語を学ぶ楽しみを綴ったもの。毎週、水曜日は彼の研究室にいろんな学生たちがやってくる。工業大学なので全員が理系である。彼らにとって論文を読んだり書いたりするのに英語は必要かも知れないが、ロシア語やポーランド語は全くそうではない。そんな彼らとの交流(なんだか飲んでばかりのようにも見えるが)も楽しいが、本書の眼目である外国語の学びも楽しく、かつ極めて有用である。いたってわかりやすく語られているが、内容はなかなかに本格的な言語学の入門書である。2021/12/22

yomineko@猫と共に生きる

32
黒田先生の言語学も含めた外国語に対する真摯な姿勢に脱帽。先生の研究室に集まる学生たちの優秀さ。語学はやっぱり苦労がつきまとう。私の様に「学び散らかして」はいけない。2019/02/09

cockroach's garten

27
学習者向けというより、学習者としての体感を中心に書いたエッセイだと思う。もちろん後半に学習者にはようやく待ちに待ったアドバイスを読むことが出来るのだが、未知の言語に悪戦苦闘していく様を見るのも共感を感じる。そしてこうした言語のプロから常々考えさせられるのは文法は退屈かもしれないが、重要だということ。だからこそ著者が言うように頑張り過ぎない持続的な努力が必須なのだと思う。それにしても、著者の理系に対する考え方は偏見だと感じてしまう。どっちだろうと好奇心は枠では確定づけられないと思うから。2018/09/24

びっぐすとん

21
大学でロシア語を教えている著者。ロシア語は学生に人気がないとぼやきつつ、だからこそ上級ロシア語まで勉強するために研究室に出入りする学生とのやり取りは楽しそうだ。前にも著者の本を読んだが、語学の勉強法やテキストの紹介があるあたり、さすが先生だ。外国語学習に最も大切なことは「やめないこと」。「続ける」ほど積極的でなくていい、とにかくやめない。諦め悪く、未練たらしい態度が必要。どうせ完璧なんて無理なんだから中途半端でもかまわないじゃない。外国語ができなくたって死ぬ訳じゃない。全く励まされる。私も悪あがきしよう。2020/01/13

Riopapa

19
いろいろな学習法があるが、結局はやめないで続けることが大事。ストップしていたフランス語学習を再開しようかな。2014/11/11

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