内容説明
改正破防法の成立で、公調は新たな生まれ変わりを図るつもりだ。地方事務所は全廃、現場調査官は一斉整理、その一方で、調査もできないボンクラ小役人どもは、いっぱしの“情報機関員”面してノウノウとのさばるのだから収まりがつかない。この本は、そうした現場調査官の怨嗟の集積だ。
目次
第1章 調査力は探偵以下
第2章 限界だらけの海外展開
第3章 オウムを野放しにした公安調査庁
第4章 自己満足の資料作り
第5章 オウムより大事なリストラ対策
第6章 間抜けな組織防衛
第7章 超ハイテク調査庁
第8章 検事・キャリア・ノンキャリア
第9章 裏ガネ調査費使い放題のギョウテン出張実態
第10章 事件の陰に女あり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひであき
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警察庁・外務省など日本のインテリジェンス機関は問題もあるがそれなりに仕事をしている一方で、公安庁はどうしようもない組織だという事がわかった。 まともに結果を出せない諜報機関なんぞ無いほうがマシ。
増木貴史
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本当に笑えてしまう。今の公安も変わらないのだろうか…。2015/12/23
尾原道場
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CIAなみにすごい所のイメージがあったのに、ゴルゴの世界とはちがうんかな。2013/10/23
amatsukaze
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仕事の愚痴などが多く、あまり参考にはならない。2009/10/02
大熊真春(OKUMA Masaharu)
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オウム真理教に破防法の規制をかけることに失敗し、団体規制法ができるまでに書かれたと思われる本。公安調査庁のあきれる実態が書かれている。最後のほうはだらだらともうおなか一杯と言う感じで終わり。2022/06/03
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