感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
32
構造主義の根幹に到達するかも 構造主義って、いまだに分かりません。 自分たちの発想が、すでに構造主義が主張するものを 既定値として受け入れている世代だからかもしれません。 本書は、レヴィ・ストロースの努力の足跡を辿るきっかけになるかもしれません。2023/01/18
佐島楓
15
イラストでレヴィ=ストロースの研究内容を紹介するという、ユニークな本。確かに、題名のとおり私のような初心者にはわかりやすかった(それでも、難しいところは難しいと思ったが)。こういう関連本はもっと出版されてほしい。今だからこそ大切なことをおっしゃっている研究者だと認識しているので。2012/12/26
takeapple
7
あっという間に読めてわかりやすい。構造人類学、親族の基本構造、神話学なども読んで見たい。2017/01/21
nowhereman134
1
わかりやすかった。2022/03/06
UP
1
レヴィ=ストロースの思想をもう一度初めから追いたくて購入。一見、非科学的、非論理的な、トーテムや神話などにも同じような構造を見出し、文化の優劣に帰着させようとする理性の傲慢を暴いた功績の凄味を感じる。が、決してそこに力感はない。人間の持つ普遍的なものは何か?を真摯に追い続けたレヴィ=ストロースの胆力に圧倒され、この1冊だけでは到達し得ないものを感じた。良い入門書は理解のヒントを提供しつつそこからの山道のガイドを示してくれるもの。出版年は古いがその1冊としてオススメ。あ、『仮面の道』は新装版が出ましたね。2019/02/10