養老先生、病院へ行く

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養老先生、病院へ行く

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784767828817
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0077

出版社内容情報

長年、遺体と向き合ってきた解剖学者・養老孟司氏が大病で生死の淵をさまよい感じた体、そして人生と死への向き合い方。自身の死生観と病院、治療との付き合い方を養老氏の主治医であり自身もがん患者である中川恵一医師が対談形式で解説。「テルマエロマエ」で知られる漫画家・ヤマザキマリ氏との対談や愛猫まるとのエピソードも収録しています。●「老い」と「病気」の違いとは何か●病気になるということは1日1日の大切さに気づきよく生きることにつながる●医師の目から見た現代の「医療システム」の仕組み●愛猫「まる」の死を経て考え感じた「身近な存在の死」との向き合い方●無理をせず素直に体と心の声を聴くことが大切●残していく家族や愛しい存在に対してできる準備

内容説明

自身の大病、そして愛猫「まる」の死―。医療との関わり方、人生と死への向き合い方を、みずからもがん患者である東大病院の名医とともに語る。

目次

第1章 養老先生、心筋梗塞から生還―病気はコロナだけじゃなかった(病気はコロナだけじゃなかった;26年ぶりに東大病院を受診 ほか)
第2章 教え子医師が心筋梗塞を発見―養老先生、東大病院に入院(養老先生の新年会に呼ばれた理由;養老先生から病気の相談メールが来た ほか)
第3章 養老先生の病院嫌いの本当の理由―なぜ「医療」と距離をとるのか?(医学は1970年代から変わってきた;お金にならない学問も必要 ほか)
第4章 養老先生から学んだ医療の限界と可能性―なぜ病院に行くべきなのか?(養老先生、26年前の肺の検査;ヘルスリテラシーが低い日本人 ほか)
第5章 特別鼎談 現代医療の矛盾と人間的医療―養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?(養老孟司×中川恵一×ヤマザキマリ)(病院に行くということは野良猫が家猫になること;老人を尊敬するイタリア、邪魔者扱いされる日本 ほか)

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官後は、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書に、毎日出版文化賞特別賞を受賞し、447万部のベストセラーとなった『バカの壁』(新潮新書)など多数

中川恵一[ナカガワケイイチ]
1960年、東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業後、同大学医学部放射線医学教室入局。社会保険中央総合病院放射線科、東京大学医学部放射線医学教室助手、専任講師、准教授を経て、東京大学大学院医学系研究科特任教授。2003年~2014年、東京大学医学部附属病院緩和ケア診療部長を兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

80
<今、病院へ行こうとしたら、医療というシステムに参加せざるをえません。いわば今まで野良猫のように生きていた自分が、家猫に変化させられるようなもの/甘い物は食べるなとか、煙草はやめろとか、自分の小さな行動まで点数化されてしまいます。まるでコロナの自粛下における、さらなる自粛の強制みたいなものです。だから、医者に行く決意をするにあたって、いろいろ考えざるをえなかった。まあ、もう歳だから、野良猫として暮らそうが家猫だろうが、残りの人生は長くない。そう観念して>、先生は病院へ行く――。鼎談にヤマザキマリ氏も参加。2021/11/22

nyaoko

68
医療にかかった自分は「野良猫」から「飼い猫」になったと表してたけど、分かるなぁ。そういう事なんだよね、医療にかかると言うことは。病気が早期で見つかって、治療が出来て、元気に戻ったとしても、本来ならば終わっていた命をつなぎ止めて伸ばしただけの事なんだな。それを100%素直に喜べない養老先生の偏屈で、でも感謝しなきゃというジレンマ。中川医師の日本人の医療リテラシーの低さ、介護の現場にいる自分は本当にその通りだと思う。自分の体質や遺伝を深く考えず、若いから、症状もないからと健診を怠ってきた人の多いこと。2022/12/19

tamami

67
書店の店頭でパラパラとめくったら、養老孟司、心筋梗塞、白内障の三つの単語が目に飛び込んできて即購入。養老先生が罹った病気と通われた病院の話題を中心に、飼い猫のまるの話も絡めて、担当のお医者さんと先生が、今時の病気と病院事情を語る。病院に対する先生独自!の考えや病院の裏事情もほの見えて面白い。現代の病院はデータ花盛りであるが、大切なことは自分の身体に聞くことという先生の指摘や、コロナの影に隠れて未接種が増えている子どものワクチンについて語るお医者さんの言葉が印象に残る。養老先生、どうかこれからもお元気で。2021/05/07

油すまし

53
中川医師との対談とのことに嬉しく読みました。中川先生は以前にジャーナリストの近藤勝重さんのラジオ番組にゲスト出演されている時のお話が面白く興味深く引きつけられて聴いたのが心に残っていました。養老先生が体調に不安を感じ、中川先生に相談して26年ぶりに東大病院を受診。病院に行くのに決心がいるのは現代の医療システムに巻き込まれたくないから。それは私も家族の入院時に強く感じ怖い思いがした。中川先生がよくおっしゃるヘルスリテラシー、心に置いておきたい。心筋梗塞についてもわかりやすく書かれていた。まるが愛おしい。2021/09/08

ユーユーテイン

48
システムにがんじがらめにされてしまうのは嫌だ、と言って病院に近づかなかった養老氏が、どのように病院と関わったのか、知りたくて読んだ。相談を受けた中川医師は、養老氏の教え子であり、ガイドラインを守らなければならない医師の立場を踏まえつつも、「めんどうな患者」である養老氏の考えを尊重する。養老氏の未来への提案が興味深かった。①老化を病気と捉え、老化を止める、若返ることで万病(糖尿病、心筋梗塞、認知症…)を防ぐ②対人ではなく対物の仕事をする③1年のうち、9ヶ月は都市で、3ヶ月は田舎で暮らす2021/07/27

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