内容説明
あなたも驚異的な記憶力を手に入れることができる!ジャーニー法、ドミニク・システム、複合イメージ法…数々の記憶に関する世界記録を打ち立てた著者が、脳の働きを解読し、自ら編み出した究極のツールを明かす。
目次
あなたの記憶力、私の記憶力
記憶力トレーニングとの出会い
想像力と創造力
関連付けの力
関連付けの多面性
関連付けの鎖
連想結合法
ついに方法を見つけた!
究極の戦略「ジャーニー法」への道のり
ジャーニー法を使ってみる〔ほか〕
著者等紹介
オブライエン,ドミニク[オブライエン,ドミニク][O’Brien,Dominic]
世界記憶力選手権で8回にわたり優勝。1994年には英国頭脳財団より「ブレイン・オブ・ザ・イヤー」に選出され、95年には「記憶力グランドマスター」の称号を授与された。テレビやラジオへの出演も多数。30分で2385桁の2進数を憶えるなど、数々の世界記録を達成している。2005年にはワールド・メモリーチャンピオンシップス・インターナショナルより記憶力トレーニングを世界に広めた功績を称えられ、功労賞を受賞。2010年、世界記憶競技評議会の事務長に就任
梶浦真美[カジウラマサミ]
津田塾大学数学科卒業。コンサルティング会社勤務を経て、フリーランスで翻訳・ライター・通訳業に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Greatzebra
20
ジャーニー法は参考になる。ドミニク法も筆者の方法は英語なので日本語でやった方が良いだろう。二桁の数字を覚えるため、アルファベットに置き換えるのだが、日本語ならゴロでやった方が良い。28なら庭を想定するとか、知り合いの丹羽さんを想定するとか。競技のための記憶術なので実生活でトランプの順番を覚えるなんてことは必要なく、外国語の単語を記憶するには役立たないかな。でも、記憶力を訓練することで、脳が鍛えられるということはよくわかった。2016/06/23
放蕩長男
17
再読しました。学生時代から記憶術に関する本は沢山かじって来ましたが、その中でも最強最高の記憶術は、本書が提案するジャーニー法です。これは自分がイメージできる"道"の各所に記憶したいものをイメージし、記憶していく方法です。場所の記憶は、人間の本能なのでしょうか。4年前にこの本を買って、試しに記憶した単語の羅列を、ある程度まで思い出せてしまいました。ぞっとするほど、効果的です。記憶は"力"ではなく、"術"なのだと、よくわかる一冊です。2016/10/17
やまねっと
8
記憶をすることに関してさほど難しくなく丁寧に説明した本。やはり記憶力の大会で8回優勝している本人による解説は含蓄がある。 でも、一度読んだだけでは理解できなかったから、今後も何回も読んでテクニックを盗みたいと思う。 歳をとっても記憶力が鈍くなることはないというのは励みになる。 どんな方法であれ、記憶は覚えた人間が勝ちなのだというのは確かだということなのだ。 あと、ジャーニー法は身につけたいと思った。 著者の1週間のルーティンも載っているが、今でも毎日記憶に関する訓練をやっているのが変態だなと思った。2023/06/11
piro5
7
とにかくイメージとのヒモ付けを駆使すること。ジャーニー法は個々の要素を人・モノとヒモ付け、順番については、良く覚えている道順に人・モノを配置する方法。この方法はトランプの順番や電話・部屋番号のように無意味な羅列を覚えるのには役に立つが、例えばある英単語とそれに対応する日本語のように既に意味を持つもののヒモ付けには弱いように感じた(記憶のためのイメージと実際の意味のイメージがゴチャゴチャになる)。作者は記憶法に生涯を費やしているようだけど、自分だったら人生の意味を考えてしまうなぁ。2016/04/10
寝子
7
連想や数字→文字の変換で記憶しルートの上に順に配置するという記憶法。復習は間隔を変えて五回。能力というよりスポーツの技術。一つのことに情熱と時間、そして想像力をつぎ込むとこれ程のことができるという実例。顔と名前を覚える良い方法はないかと読んでみたが、やはり正攻法、関心と愛と観察が一番か。2012/09/12