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小学校での英語教育は必要ない!

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784766411713
  • NDC分類 375.893
  • Cコード C0037

内容説明

「早くから英語に親しませておいた方が英語に対する抵抗感がなくなる」は本当か?「小学校ではほかの教科の内容をしっかりと学ぶ」ことが先決ではないか?!英語教育、言語教育、認知心理学、言語学、言語政策などさまざまな論点から学校英語教育のあるべき姿を模索する。

目次

1 学校英語教育の視点から考える「小学校英語」(小学校英語必修化の議論にひそむ落し穴;小学校英語などとたわごとを言っているときか;小学校「英語活動」の何が問題なのか)
2 認知心理学の視点から考える「小学校英語」(認知学習論から考える英語教育;小学校一年からの英語教育はいらない―幼児期~児童期の「ことばの教育」のカリキュラム)
3 言語教育の視点から考える「小学校英語」(小学校での言語教育―「英語教育」を廃したあとに;多言語共生社会における言語教育―多様な言語への気づきをきっかけに)
4 多角的に考える「小学校英語」(小学校教育に求められる基本的な知識とは;「必要ない」か「やめたほうがよい」か;君と世間との戦いでは世間を支持せよ―世間の期待と公立の小学校英語教育;小学校英語教育反対論は正論か邪論か―シンポジウムのフロアで考えたこと;語力と教育)

著者等紹介

大津由紀雄[オオツユキオ]
慶応義塾大学言語文化研究所教授。Ph.D.(MIT,1981、言語学)。言語の認知科学(言語獲得、言語理解、言語の脳科学)が専門だが、言語教育についても強い関心を持つ。言語科学会会長、日本英語学会前副会長、東京言語研究所運営委員長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobu A

5
2005年初版。前年開催の公開シンポジウム「小学校での英語教育は必要ないー英語教育のあるべき姿」を記録した本著。前著「小学校での英語教育は必要か」の続編。鈴木孝夫先生、斎藤兆史先生、今井むつみ先生と言った錚々たる顔ぶれに読む前から興奮を抑えられない状態。しかし、蓋を開けると前著程の新鮮さや学びはなかった。正直、反対派と賛成派の意見が出尽くした感がある。その中で「英語青年」編集長の津田論文が一番目を引いた。小学校から英語を始めるではなく、中高で集中度を高める選択肢。今までなかった斬新な視点。熟考の価値有り。2022/01/23

りょうみや

5
英語学習の見方が変わった。以下私なりの要約。ネイティブに近い環境なら英語の早期学習に意味はあるが、小学校のわずかな時間程度では無意味。日本は欧州と違って日常に多国語が溢れているわではない。慣れていない教師では逆効果も。小学校では全ての基礎である国語が最重要。外国語はメタ言語能力が身についている中学からの学習の方が効果的。仕事で通用する英語は中学からでも間に合う。真の国際人には英語だけではなく、母国語の言語能力や算数、理科、社会、広い教養が必要。それらの時間を削減してまで小学からやる必要はない。2016/06/09

鈴華

1
図書館本。卒業論文のため2014/11/19

鈴華

1
図書館本。大学レポートのため2014/07/07

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