内容説明
古今東西の生と死をめぐる多彩な想念、説話、習俗、そして短歌、俳句、川柳、詩、散文―膨大な書物の世界から、絢爛な織物のように紡がれた愛書家による愛書家のための事典的アンソロジー。
目次
しづかにおもふべし一生いくばくにあらず―『正法眼蔵行持』
福禄寿の三ッは四民の願ふ所―『百姓嚢』
人の身は百年を以て期とす―『養生訓』
紅顔人老イ易ク白首意何ヲカ云ハン―鴎外
一切宝中人命第一―『大智度論』
仙仲間七百歳も童子なり―“柳多留”
あいつは一万年も生きる心でござりませふ―『人間一生胸算用』
白髪は栄の冠弁なり―『旧約箴言』
天地ノ大徳ヲ生ト曰フ―『易経繋辞下』
神仙ハ不死ナリト信ニ得可ケンヤ―『抱朴子』〔ほか〕
著者等紹介
藤沢益夫[フジサワマスオ]
1930年、大分県別府市生れ。1953年、慶応義塾大学経済学部卒業。1960年、同大学院経済学研究科博士課程修了。1973年、慶応義塾大学商学部教授、以後、商学部長、大学院商学研究科委員長、慶応義塾学務担当理事を務める。現在、田園調布学園大学学長、慶応義塾大学名誉教授、商学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。