龍馬を超えた男 小松帯刀

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766211375
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

篤姫と同時代を生きた“幻の名宰相”。西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、徳川慶喜。尊皇・佐幕の壁を超えて「小松なくば何もできぬ」と言わしめた幕末最大の英傑、小松帯刀の知られざる生涯。

目次

第1章 同年生まれ、龍馬と帯刀の運命的出会い
第2章 島津にまさる旧家で培われた小松帯刀の資質
第3章 激動の時代が待ちわびた家老・小松帯刀の誕生
第4章 帯刀・龍馬の出会いで進んだ薩長同盟
第5章 帯刀が慶喜の大政奉還に与えた影響
第6章 病身をおして果たした、最後の仕事

著者等紹介

原口泉[ハラグチイズミ]
東京大学文学部国史学科、同大大学院修士課程修了(文学修士)。同博士課程2年を終えて(単位取得)、1979年鹿児島大学法文学部に赴任、1998年より教授。琉球大学非常勤講師、放送大学客員教授を歴任。2005年、鹿児島大学生涯学習教育研究センター・センター長に就任。専門は日本近世・近代史。とくに、沖縄・北海道・韓国・中国等、東アジア諸地域とのつながりの中で、南九州と薩摩藩の歴史研究に取り組む。日本各地から東南アジア、ヨーロッパで講演。NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」(1990年)、「琉球の風」(1993年)、「篤姫」(2008年)の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mazda

39
小松帯刀は、偉い立場にいながら庶民とも交流を深めたということで、とても気さくな人柄だったようです。龍馬と同じ年で、彼の実績の陰には小松あり、という感じでしょうか。西郷、大久保などを表舞台に引き上げた功績も見逃せません。若くして亡くなったのが、何よりも残念でなりません。昔の鹿児島には、斉彬、西郷、大久保、小松、大山、東郷、多くの偉人たちがいたんだな、と思うと、今は一体…、と思ってしまいます。2016/03/20

vinlandmbit

32
古本屋で購入。大河の流れで幕末明治維新関連を読んでいますが、各書で名を聞けど詳細を知らなかった小松帯刀。本書で一気に理解が進みました。この時代、何より驚きなのは優秀、行動力ある人材が同時代、巡り合っている事かも。。2018/04/01

Hironobu Takegama

6
読了。引き続き原口先生の名著。薩摩藩の若き家老小松帯刀について深く学ぶことが出来た。維新の原動力となる雄藩の家老として卓越した事務処理能力と各藩との太い人脈により薩摩藩に無くてはならない家老として活躍していく。明治時代でもその活躍を見たかった。 坂本龍馬が新政府の名簿に薩摩藩においては第1の人物として挙げているのが頷ける内容だった。2018/03/13

aki

4
維新の立役者の西郷や大久保がなぜあのように京都で活躍できたのか、後ろ盾は小松か。  薩英戦争における薩摩藩の活躍とその後の武力強化。神戸操練所閉鎖後、龍馬達を月額3両2分で雇ったこととその後の亀山社中。龍馬や中岡の仲介で長州藩へミニェ銃を斡旋。龍馬の新婚旅行は薩摩の小松屋敷で2週間。薩長同盟は京都の小松別邸で成約。鹿児島では小松の人気が高いこと。大政奉還での小松の役割。これらを知りたくて読んだ。著者は小松のファン。 2019/04/15

Ryo Hashimoto

4
小松帯刀の所業が書かれている。かなり誉めてるところがある。志士としてではなく、藩士として組織的に活動した人物。2015/11/29

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