プチ・プランス―新訳 星の王子さま

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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784766209198
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

出版社内容情報

フランス語の原文つき。

内容説明

ファンタジーとリアリティーとの絶妙なバランスが、読む者に深い感銘を与える。子供向けの話のように見えながら、実は、人間性の本質の探究と、現代社会や現代人への鋭い批判や教訓を含む「大人」向けの作品となっている。

著者等紹介

サン=テグジュペリ,アントワーヌ・ド[サンテグジュペリ,アントワーヌド][Saint‐Exup´ery,Antoine de]
1900年6月29日、フランスのリヨンで生まれる。1912年、はじめて飛行機に乗る。1926年、ラテコエール航空会社に入社。パイロットとしての第一歩。1944年7月31日、フランス軍の偵察機で飛行中、行方不明となる。作品には、『夜間飛行』(1931)(フェミナ賞)などがある

川上勉[カワカミツトム]
1938年石川県生まれ。1962年早稲田大学第一文学部仏文科卒業。1965年同大学大学院文学研究科修士課程フランス文学専攻修了。立命館大学名誉教授

廿樂美登利[ツズラミドリ]
1939年福岡県生まれ。1962年早稲田大学第一文学部仏文科卒業。日本写真家協会会員、日本写真協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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♪みどりpiyopiyo♪

39
『星の王子さま』訳違いで読み比べ。この本は、日本語訳の後ろにフランス語原著、巻末には「心に残るフランス語の表現と解説」が収録されています。フランス語で読んでみたい日本語話者(フランス語学習者)向けなのかな? ■書名は、フランス語原著のタイトル『Le Petit Prince』をカタカナ表記した『プチ・プランス』。小さな王子? 王子ちゃん? ■学習者を意識してか、直訳度が高い感じ。ファンタジーとリアリティーとのバランスを取り直したとか。(1943年、2005年訳)(→続2019/12/31

キー

6
内藤濯訳の「です・ます」調の文体に対して、これは「だ・である」調の文体で、これがとても大人っぽい。大人っぽい文体だからこそ、内面は周りの大人に馴染めないのに、日頃は周りの大人と話を合わせようとしている飛行機乗りらしさを感じさせてくれる文体でした。大蛇に飲まれたゾウが見えるように、箱の中のヒツジが見えるように、自分を大人らしい大人に見せようとしている飛行機乗りの子供のような内面が、王子さまには当たり前のように見えていることがわかりやすいです。内藤濯訳のように、何度も再読したいと思える訳文でした。2016/01/19

Mariamaniatica

1
翻訳者違いで新訳読み比べ9冊目になります。かなり意訳がされていて翻訳者の解釈に引っ張られてしまう気がします。言い切りの文体は歯切れはよいけれどもこの作品は「です、ます」調のほうが私は好き。タイトルがフランス語そのままというのも気になるけどそれも仏文科卒のお二人ゆえなのか? 内藤訳でわかりきらなかったことを解読するための新訳読み比べでしたが、次第に本質とは異なることに目がいくようになってしまいそろそろやめようと思っています。2012/05/11

まっき〜

0
ちゃんと読むのは初めてだった「星の王子さま」。想像してた以上にいろいろと考えさせられる。この短い話の中にどれだけの名言があったんだろうか。 バラのツンデレっぷりが半端じゃない。2016/03/21

ssmt

0
原書がついていて嬉しかったです。こちらでも読めるようになったらなあ、と。2009/10/19

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