トップエスイー基礎講座<br> ソフトウェア科学基礎―最先端のソフトウェア開発に求められる数理的基礎

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トップエスイー基礎講座
ソフトウェア科学基礎―最先端のソフトウェア開発に求められる数理的基礎

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  • サイズ B5判/ページ数 345p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784764903555
  • NDC分類 007.63
  • Cコード C3350

目次

第0章 これから技術者をめざす人のために
第1章 論理―正しいと考えられる事柄から正しい事柄を新たに導く
第2章 集合―多様な構造や構成の方法を知る
第3章 並行プログラム―並行性に特有の概念と知識を学ぶ
第4章 時相論理―システムやプログラムの動的な性質を記述する
第5章 検証性質の記述―一般の技術者がシステムの性質を記述する
第6章 オートマトン―コンピュータの動作を形式的に表現する
第7章 モデル検査基礎―並行システムのモデル検査を行う
第8章 モデル検査実装―検証モデル記述のノウハウを利用する
第9章 抽象解釈―モデル検査の複雑さを軽減する
第10章 モデル検査ツール―SPIN、SMV、LTSA、UPPAALを使う

著者等紹介

田中譲[タナカユズル]
1974年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。現在、北海道大学大学院情報科学研究科教授。工学博士。知識メディア、知識連携の研究に従事

磯部祥尚[イソベヨシナオ]
1992年芝浦工業大学大学院電気工学専攻修士課程修了。1992年通商産業省工業技術院電子技術総合研究所。現在、独立行政法人産業技術総合研究所主任研究員・国立情報学研究所特任准教授。工学博士。形式手法による並行システムの検証に関する研究に従事

粂野文洋[クメノフミヒロ]
1990年早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻修士課程修了。現在、株式会社三菱総合研究所情報技術研究センター主任研究員・国立情報学研究所特任准教授

櫻庭健年[サクラバタケトシ]
1983年東北大学大学院博士課程数学専攻前期課程修了。1983年株式会社日立製作所。現在、株式会社日立製作所システム開発研究所。オペレーティングシステム、情報セキュリティの研究に従事

田口研治[タグチケンジ]
2001年スウェーデン王国ウプサラ大学計算機科学博士号。現在、国立情報学研究所特任教授。形式手法の研究と教育に従事

田原康之[タハラヤスユキ]
199年東京大学大学院理学研究科修士課程終了。1991年株式会社東芝。2003年国立情報学研究所。現在。電気通信大学大学院情報システム学研究科准教授。博士(情報科学)。エージェント技術、ソフトウェア工学の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kannkyo

9
いささか名前負けしている感は否めない。ソフトウェア科学基礎と言いつつも、品質分析に必要な統計学もなければ、見積もりに必要な代数学もない。トップエスイーシリーズの他書の例に漏れず、形式手法に主眼を置き、論理学に特化している。たしかに、本書の特色はソフトウェアへの応用例を示しつつ、古典論理から時相論理までを数学的に解説しているでんであろう。その手の本は、確かに多くない。しかし、一階述語論理を超えると決定不能になることが数学的にわかっている形式手法に、どれほどの応用的価値があるのか、は疑問だ。2022/07/24

ひで

0
NK(自然演繹)の特徴の1つは「仮定を落とす」という概念を導出したことである。いくつかの推論規則では、その前提部の論理式を導くために使われた仮定が[・]によって示されているものがある。仮定は、文字通り一時的な仮の条件であって、推論の過程で、「したがってこの過程は否定される」「いずれこの仮定の場合もこれが成り立つ」などの結果を得た後は、仮定としての役割を終える。このようなとき、仮定が落ちるという。2012/04/04

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