目次
数学的用語、記法など
1 計算可能な関数
2 λ計算の基礎
3 λ計算のモデル
付録(主要命題一覧;証明の補足;問のヒント)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
7
関数型言語に触れる機会があったので、知識不足を感じながら目を通した。手続きが図や記号で表せるというのはなかなか新鮮で面白かったが、数式はやはり難しい。論理学や関数型言語について知識を深めたら、また読んでみようと思う。2014/07/08
disktnk
1
第1章は,代入・判定・入出力で構成されるNプログラムを厳密に拡張していき,計算可能性を検証する.ゲーデル数〜チューリング完全の解説ではあるが,原始的関数や帰納的関数,述語,決定可能集合とつながり,計算不可能についての概念が理解できる. 第2章はλ計算の概要.第1章のNプログラムとの関連付けが可能であり,λ式の計算可能性へとつなげる.公理系をβ・η・κと拡張していくことで何が言えるのかを押さえるのがポイント(だと思う). 第3章は数学的構造をλ式で表すλ計算のモデルの話で,λモデルの計算可能性へと結んでいく2012/12/10
枕流だった人
0
柏市立図書館
らりお
0
定理とかを順を追って理解していくと自然とこの本が言いたいことがわかる。それなりに読みやすかった。しかし定理自体の証明とかはじっくり読むと時間がかかる。あと、軽いプログラミングとλ計算の知識があると速く読めるかもしれない2012/11/14