内容説明
Prologが数学的な論理にその源を有しているため、論理を通じてPrologが紹介されることが多い。しかしながらそうした数学的な面を強調した紹介は、Prologを実用的なプログラミングツールとして教えるにはあまり適しているとはいえない。そこで本書は数学的な面にはあまりかかわらずに、Prologの基本的なメカニズムを用いて興味ある問題を解く技法に的を絞っている。従来の言語は手続き指向であったが、Prologは記述的ないしは宣言的な観点を導入した。この観点は問題に対する思考法を変えるとともに、Prologによるプログラム法の学習を知的な挑戦としている。
目次
Prolog概観
Prologプログラムの構文と意味
リスト、オペレータ、算術計算
構造の利用と例題プログラム
バットトラックの制御
入出力
その他の組込み手続き
プログラミングスタイルと技術