内容説明
１分１秒が生死を分ける巨大災害。防災の第一人者が教える、いのちをつなぐ避難のタイミング。にげることは生きること。好評の既刊に「地震編」を増補した特別版！
目次
地震の場合
津波の場合
火山噴火の場合
高潮の場合
竜巻の場合
野山で有害な虫や大型動物と出合った場合
広域豪雨の場合
集中豪雨の場合
ゲリラ豪雨の場合
土砂災害の場合
インフルエンザが流行中の場合
原子力発電所事故の場合
著者等紹介
河田惠昭［カワタヨシアキ］
関西大学社会安全研究センター長・教授。京都大学名誉教授。工学博士。阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長（兼務）。１９７４年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。京都大学教授、巨大災害研究センター長、防災研究所長を経て現職。日本自然災害学会長、日本災害情報学会長を歴任。東日本大震災復興構想会議委員、中央防災会議「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」座長、「防災対策実行会議」委員など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真香@ゆるゆるペース
50
図書館本。避けて通れない自然災害が起こった時、自分の身を守るために兎にも角にも「にげましょう」と何度も繰り返し訴えていて、危機感を煽られます。絵も文もシンプルなのですが、それが逆に引き付けられたようで、普段あまり本を読まない息子が珍しく興味を示して読んでいました。全ての漢字にルビが振ってあるのですが、難しめの言葉も出てくるので、どちらかといえば大人向け、子供なら小学校中学年以上が対象ってとこかな。何にせよ、エマージェンシーには「逃げるが勝ち」。今一度、対応策の下調べや準備の見直しの必要が…2018/08/06
コニコ@共楽
27
今日は、防災の日。1923年9月1日に起きた関東大震災に因んだ日。自然災害、人災害でも、なにしろ、キーワードは「にげましょう」です。コロナ禍でも、生き残るために、大事なこと。人込みから「にげましょう」。心に刺さる言葉－「避難すれば災害や事故から助かることを生存避難といいます。避難しないばっかりに、みすみす命を失う人や健康を害する人がどんどん増えています。どうして人々は避難しないのでしょうか？それは、災害や事故の恐ろしさが実感できないからです。一度経験した人は、早く避難することの大切さをよく知っています。」2021/09/01
ヒラP＠ehon.gohon
15
台風や集中豪雨位しか身近に危険性を感じていなかった頃が嘘のように、日本は次々といろんな災害が起こる危険地帯に変わってしまったように思います。 そんな時に出合ったこの１冊は、「にげることは生きること」と語りかけています。 とっさの判断に迷いを生じないように、家族が見える場所においておきたい、解りやすい「絵本」です。 ただ、原発事故の項を読むときに、逃げることだけではなく、安全対策を先んじる必要性も感じたのですが。2019/03/06
okame
13
図書館本。最近いろんな災害が起きている気がするので、復習がてらに読んでみました。災害別にピクトグラムと簡潔な文で解説されているので、わかりやすいです。とにかく、災害のときは安全な場所へ逃げることが大事だと再認識しました。全文、漢字にかなが振ってあるけど、使っている用語は難しいので小さい子だと１人で読むのは厳しそう。2015/09/07
いろ
12
様々な自然メインの災害が，どう恐ろしいか，どのタイミングで，どんな場所に逃げたらいいかを，繰り返す「にげましょう」のメッセージと共に紹介。大きな字を中心に読む。言葉が難しいし，内容も易しいわけではないので，６歳にはどうかな～と心配したけど，読み始めると，案外ガッツリ集中していたし，先に進むにつれ，質問が増えたり，細かい説明も読んで欲しがったり。ただ，食いつきがいいのに気を良くして，恐ろしさをしっかり説明したものだから，寝る前に「怖くなった～…。」ぎゅぅ～っと抱きついて来る＾＾； 後日怖くて早めの返却希望；2014/12/05
