内容説明
「黄金の瞬間」はいつ来るか。創造と破壊の果てに。現代絵画における作品完成の問題。至高体験と自己実現の視点から。絵画制作論・第二弾。
目次
第1部 現代絵画における作品の完成の問題(現代絵画において画家は作品の完成をどう判断しているか;現代絵画における完成の概念―至高体験と自己実現の視点から;フランシス・ベーコンの絵画制作について―偶然の作用を中心にして;アルベルト・ジャコメッティの絵画制作について―創造と破壊の果てに;追求の果てに―第一部を振り返って)
第2部 現代絵画諸論(絵画表現の変遷及び描画の発達過程と教育;「発生の絵画」についての考察;ドローイング論―思考の一形態として;今日のドローイング的表現に到るまで―スケッチの受容とその今日的展開;静物画についての一考察―「位置」と「関係」の視点から)
著者等紹介
小澤基弘[コザワモトヒロ]
1959年愛知県一宮市に生まれる。1983年愛知県立大学文学部英文学科卒業。1988年筑波大学芸術専門学群卒業。1990年同大学院修士課程芸術研究科修了(芸術学修士)。1992年同大学院博士課程芸術学研究科単位取得中退。1998‐99年文化庁芸術家在外研究員(パリ国立高等美術学校教授研修員)。2005年博士(芸術学)(筑波大学)。埼玉大学教育学部教授(美術教育講座)。専門は絵画実技、絵画論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。