内容説明
兵書の古典「孫子の兵法」を独自の視点で読み解き、過酷な社会を乗り切るための実践的な戦い方を説く。
目次
第1章 生き残るための兵法(形篇 まず勝つべからざるをなして、もって敵の勝つべきを待つ―戦闘はすべて「相対的なもの」と知れ;勢篇 紛紛紜紜、闘乱するも乱るべからず―いかなる戦闘も混戦になる;虚実篇 よく寡をもって衆を撃つ者は、すなわちわが与に戦うところの者約なればなり―ゲリラ戦は集中すべし ほか)
第2章 かけひきとしての兵法(計篇 兵とは詭道なり―だまし合いを制する;作戦篇 兵は拙速を聞くも、いまだ巧久を睹ざるなり―「拙速」でも「蛮勇」は戒める;形篇 善なる者は、道をおさめて法を保つ―結果から逆算せよ ほか)
第3章 情報戦としての兵法(計篇 算多きは勝ち、算少なきは敗る―勝敗は情報収集力で決する;謀攻篇 彼を知り己を知らば、百戦してあやうからず―最初の一戦のために準備を怠るな;九地篇 その愛するところを奪わばすなわち聴かん―「情」は戦略・戦術の要諦である ほか)
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年京都生まれ。地元の任侠集団の組長の息子として育つ。早稲田大学法学部在学中は学生運動にかかわり、ゲバルト隊長として名を馳せる。週刊誌記者、土建業などを経て96年、『突破者』で作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。