内容説明
276文字にこめられた仏の智慧とは。「般若心経」の経文とその心が一読して理解できる。
目次
第1章 般若心経の成立―三蔵法師の旅
第2章 仏教の根本原理―真理の三つの教え
第3章 五蘊皆空―人間の自我とは何か
第4章 色即是空―人間の本質を見破る
第5章 諸法空相―苦しみを生む空の構造
第6章 究竟涅槃―仏教の最高の境地
第7章 真実不虚―智慧と慈悲の生活実践
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あにこ
2
心を空じる。2012/03/03
J。
2
海外研究者の書いた、日本仏教に関する研究論文を読む前に、基礎知識を得るために読んだ。マンガながら、「日本における」般若心経の「一般的な解釈」をわかりやすくまとめている。あくまでも、初めて「般若心経」に触れる人向き。2011/10/03
まさる
1
般若心経についてマンガでわかりやすく語られていた。空の精神には興味がある。シンプルだけど深い。少し物事に冷静になれる。自我は脳科学関係の本でも気になったワード。まだまだ分からないことばかりなので深めていきたい。2018/12/04
井汲
0
般若心経、法事で家族揃って唱えたことはあるものの単なる現代語訳を見てもその時はよくわからず。本書を通して、それなりに理解ができたと思う。「色って色事のこと?」「『正しさ』って何を拠り所にしたら?」といういかにも気になるようなポイントを読者の代わりに登場人物が和尚に投げかけてくれていてよくできている。【以下私的メモ】空はゼロではない、自我も瞬間的存在、臨終正念極楽往生(写経観念文)2021/02/06