出版社内容情報
一般の方々、特に産業界・経済界の方々に読んでもらいたいと思う。日本の経済がこれまで世界でトップクラスの成績をあげてこられたのも、日本の大学卒業生の教育水準が世界最高とまではいかぬまでもそれなりに高い水準を保ってきたからだが、それがすでにガタガタになりはじめている.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 254頁、より)
内容説明
本書は現行の高等学校理科の学習指導要領と新しい教育課程審議会の中間まとめに基づいて議論された「高等教育フォーラム」主催シンポジウム「日本の理科教育があぶない」(平成10年1月5日開催)と「日本の理科教育があぶない・パート2(平成10年6月6日開催)」の講演記録および同フォーラムのホームページに投稿された原稿の一部をまとめたものである。
目次
教育課程審議会委員の立場から
医学教育の立場から
生物教育の立場から
物理教育の現状について―環境問題と理科教育
化学教育の立場から
理科教育の基本を考える
「理科1」設立の経緯
高等学校における理科系科目選択制の功罪
教育制度と大学入学試験システムの改革を
第1回シンポジウム(’98年1月5日開催)パネルディスカッション「日本の理科教育があぶない」〔ほか〕