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中井正一のメディア論

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  • サイズ A5判/ページ数 542,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784762013669
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3036

目次

第1編 問題の所在と方法(問題の所在の明確化と本書の目標および分析概念について;本書の背景となる方法―社会科学分野における個人研究・思想史研究に関する方法的覚え書きをかねて)
第2編 中井正一の哲学・美学理論にみられるメディア論(中井正一の映画理論―基礎射影とコプラ両概念に着目して;中井正一におけるコミュニケーションの双方向性―嘘言と光の二方向性の議論、およびメディウム、ミッテル、シュパンヌング概念に着目しながら ほか)
第3編 中井正一の図書館論・出版論におけるメディア論(中井正一の出版論―図書館論との間隙から;中井正一における体系と記憶、二つのメディウムについて ほか)
第4編 媒介者の権力性―中井正一と現代(中井正一の媒介者と現代;資料としての本―媒介者の権力性 ほか)

著者等紹介

後藤嘉宏[ゴトウヨシヒロ]
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科助教授。1960年鎌倉市に生まれる。1983年慶応義塾大学文学部文学科仏文専攻卒業。1985年東京大学大学院社会学研究科社会学専攻(B新聞学)修士課程修了(社会学修士)。1990年東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。2002年博士(比較社会文化)。日本社会学会・日本マス・コミュニケーション学会・思想の科学研究会・メディア史研究会・日本社会情報学会・情報メディア学会・日本出版学会会員
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感想・レビュー

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ぽん教授(非実在系)

3
狐憑きのような情熱で執筆するあまり、議論が跳んでしまい全テキストに於いて立場があれこれ変わる難解な思想家中井正一を丁寧に追跡していきながら、マクルーハンやオング、ベンヤミンなどのメディア論を援用して図書館論・美学論を融合させた独特なメディア論者としての中井を浮かび上がらせる。メディウムとミッテルに対する中井の考えの揺れを整合的にアウフヘーベンしていったものが、国立国会図書館であるという結論部分は図書館情報学やってる人にはある種感動ものかもしれない。電子メディアの発展の仕方ではまた中井が再解釈される筈である2015/06/07

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