内容説明
1998年の教育職員免許法改定に伴って、教員養成教育における新たな必修科目として「教職の意義等に関する科目」が設けられた。それに対応して、多くの大学・学部では、学部1年次ないしは2年次にこの科目を開講するようになった。本書の直接的な刊行目的は、この科目の良質なテキストを作成し、教員養成教育の質的向上に寄与しようということである。また、教職をめざし学び始める学生たちが最初に受講するであろうこの科目内容の在り方について、一つの提案をしてみようということにある。
目次
第1章 今日の教育課題と教師の力量形成(今日の教育課題:1980年代から今日まで;教師の力量形成)
第2章 授業を創る(学習指導の課題;小学校授業の創造 ほか)
第3章 生活指導の創造(生活指導の課題;いじめ克服の実践 ほか)
第4章 学校づくりの実践(学級・学年づくりの実践;新しい学校づくりの課題―私立中高)
第5章 教師の成長と力量(女性教師の生活と仕事;教師の研修と成長 ほか)
著者等紹介
柴田義松[シバタヨシマツ]
1930年生まれ。東京大学名誉教授
山崎準二[ヤマザキジュンジ]
1953年生まれ。静岡大学教授
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