住まいを四寸角で考える―板倉の家と民家の再生

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784761523688
  • NDC分類 527
  • Cコード C0052

内容説明

スギの四寸角の柱に、一寸厚の板による壁と床、マツ丸太の梁。住まいは、荒々しくも素朴な木がむき出しの空間となり、しかしどこか端正で優しく、呼吸する家となる。そして、日本の民家は、地域の、いや人類の文化遺産。民家を再生することは、先人の知恵を未来に生かしていくこと。安藤邦廣の「板倉構法」と「民家の再生」の理念と具体が、ついにここに結実。

目次

板倉の家づくり(住まいを四寸角で考える;田園都市の木の家;里山建築論序説;森と共生するかたちの変遷;板倉の住まい;二段階方式による産直住宅の試み;置屋根と越屋根;レーモンドと利休―森を見た建築家)
民家の再生は地域の再生(民家の再生―その意義と今後の課題;風土と文化も蘇らせる、民家の再生;民家は、地域の文化遺産;先人の知恵に学ぶ―未来への可能性)
木の学校づくり(雪国の暮らしと木造校舎;地元の木・職人の技と、現代の建築技術を結びつける試み―「栄小学校」の校舎と屋内体育館)
民家の見方(日本の民家とは何か;土で囲われた住まいの系譜;民家の知恵を読み解く;縁側考―その起源と変遷をたどる;蓑をまとった住まい;茅葺きのいま、そしてこれから;南部の芝棟;小屋の風景学;日本の井籠倉―板倉構法の起源)

著者等紹介

安藤邦廣[アンドウクニヒロ]
1948年、宮城県鳴子町に生まれる。1973年、九州芸術工科大学芸術工学部環境設計学科卒業。東京大学工学部建築学科助手を経て、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授、建築家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きこり

0
家を建てるときに参考にさせていただきました。

mhico

0
1冊の中に一貫性がない.前半の現代の木造住宅についての提案は面白く読んだが,中程辺りから民家と絡めた筆者の知識をつらつら語っているだけのように感じる.しかもその内容は民家を語る上でよく語られる話題だ,正直どこかで読んだ話ばかり.2008/12/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/80430
  • ご注意事項