内容説明
リスクの分類・特定・評価・管理までのリスクマネジメント体制の構築から、統合的にリスクを管理するエンタープライズ・リスクマネジメント(ERM)まで、危機管理のすべてがわかる。
目次
第1章 法改正によって企業のリスクが増大した(証券取引法の改正でどうなるか;「個人情報保護法」でどうなるか ほか)
第2章 リスクマネジメントの基本と進め方(リスクマネジメントとは何か;リスクを性質や内容によって分類する ほか)
第3章 内部統制の強化によるリスクマネジメント(コーポレート・ガバナンス―経営者を監視する仕組み;コンプライアンス―法令遵守を超えて ほか)
第4章 それでも起こる危機を管理する(危機を想定して管理体制を準備する;危機発生のメカニズムを理解しておく ほか)
第5章 事例に学ぶ危機への対応法(C社集団食中毒問題;D社ガス湯沸器問題)
著者等紹介
茂木寿[モテギヒトシ]
東京海上日動リスクコンサルティング株式会社危機管理グループリーダー。1962年、秋田県生まれ。慶応義塾大学文学部史学科、法学部政治学科卒。1988年アラビア石油株式会社入社。同社にて、原油・石油製品のマーケティング・市場調査および在外事務所の管理などに従事する。その間、欧州、中東などに駐在ならびに長期滞在する。現地で湾岸戦争、IRAの爆弾テロに関する対応にも従事。1999年より、東京海上リスクコンサルティング株式会社(現・東京海上日動リスクコンサルティング株式会社)にて、主に企業のコンプライアンス体制構築などの内部統制、総合的危機管理体制の構築、海外リスク・海外危機管理・テロ対策、広報危機管理(リスクコミュニケーション)などのコンサルティングに従事する。また、官公庁・自治体などの公的機関からの委託調査・支援にも数多く携わっており、これまでコンサルティングで携わった企業・組織は300社を超える。論文・著書などは数多く、とくに企業における昨今のリスク情勢、国際情勢・テロ動向などに関する分析については、各方面から非常に高い評価を得ている。講演数も年間平均30件以上に上る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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