身体とシステム
記憶の持続 自己の持続

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760895168
  • NDC分類 141.34
  • Cコード C3311

内容説明

「私」という存在は、「もはやない」過去と「いまある」現在とをどのように関係づけ、どのように調整するのか。「過去の私」と「現在の私」との関係としての記憶と忘却をめぐる、革新的な研究の幕があく。

目次

1章 知覚と記憶を繋ぐもの・分けるもの
2章 過去の記憶は貯まらない
3章 過去×現在のダイナミクス―断酒会を例に
4章 忘却の新しいかたち―「持続と変化」という視点から
5章 記憶の真偽と変化
6章 「正しい」記憶を巡る他者もしくは社会システムとの対話
終章 ひとの記憶をめぐって

著者等紹介

松島恵介[マツシマケイスケ]
龍谷大学社会学部助教授。1968年千葉生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。札幌大学・短大部講師、助教授を経て、現職。博士(人間科学)。専門は、認知心理学、生態心理学、社会心理学。記憶のリアリティをテーマに据え、時間や自己との関わりを探ってきた。近年は、記憶の譲渡・分担、共同想起等の現象にも関心がある。現在の主なフィールドは、脳外傷者(高次脳機能障害者)のコミュニティ
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