出版社内容情報
運動はどのようにして環境に出会うのか。現在、生態心理学、運動研究、認知科学の最先端で、運動のアフォーダンスとして注目を集める「デクステリティ」をめぐる、著者の名論文の待望の全訳。
内容説明
運動はどのようにして環境に出会うのか。感覚と運動を一体にする“協応”の単位で現代に大きな影響を残した、ロシアの運動生理学者・ベルンシュタイン。パブロフの反射学説に反対し、スターリン政権から職を追われた彼が1940年代に書き残していた7つの論考には、壮大な動物運動の全進化史とともに、運動研究の最大の謎である“デクステリティ=運動の巧みさ”を解く鍵がひそんでいる。
目次
第1章 巧みさとは何か
第2章 運動制御について
第3章 動作の起源について
第4章 動作の構築について
第5章 動作構築のレベル
第6章 練習と運動スキル
第7章 巧みさとその特徴
著者等紹介
工藤和俊[クドウカズトシ]
1967年生。1998年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学術博士。2002年~2003年、コネチカット大学知覚と行為の生態学研究センター客員研究員。現在、東京大学大学院総合文化研究科助手
佐々木正人[ササキマサト]
1952年生。1980年筑波大学大学院心身障害学研究科博士課程中退。教育学博士。現在、東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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