海外で育つ子どもの心理と教育―異文化適応と発達の支援

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760823307
  • NDC分類 371.43
  • Cコード C3037

出版社内容情報

教育制度の違い、異文化・現地校不適応、言葉や発達の遅れなど、海外に住む日本人の子育ての悩みに心理臨床と教育の専門家が応える。

内容説明

日本との教育制度の違い、北米の日本人学校や補習授業校の現状と課題、子どもの異文化・現地校不適応、言葉や発達の遅れ、学校や家庭での問題行動、日本での再適応など、異文化で子どもを育てる親、在外教育施設の教職員、海外子女教育関係者からの教育相談にこたえる。

目次

第1章 アメリカに暮らす日本の子どもたち
第2章 異文化での子育て
第3章 ストレス・マネージメント
第4章 発達障害と査定
第5章 補習授業校の子どもたち
第6章 帰国に向けて

著者等紹介

栗原祐司[クリハラユウジ]
文部科学省大臣官房政策課企画官。1966年生まれ。上智大学法学部および放送大学教養学部卒業。1989年文部省入省。文化庁、国土庁、北茨城市教育委員会等の勤務を経て、2001年9月より3年7か月にわたって国際交流ディレクターとしてニューヨーク日本人学校等に勤務。赴任直後に同時多発テロに遭遇し、邦人子弟のためのメンタルケア・サポートの体制づくりに努め、「全米教育相談ネットワーク構想」を提唱。また、全米各地の補習授業校を訪問し、補習授業校の知名度の向上と体制の強化に努める一方、日本人学校、補習授業校におけるミュージアムの活用や現地の日本人・日系人の歴史に関する学習の重要性を提唱。2003年12月からニューヨークの日系コミュニティ紙「週刊NY生活」に掲載している「近郊ミュージアム散歩」は、現在も連載中。2005年4月より現職

森真佐子[モリマサコ]
ニューヨーク日本人教育審議会教育文化交流センター教育相談室相談員。臨床心理学博士。ニューヨーク州公認クリニカル・サイコロジスト。1963年生まれ。1989年に渡米。コロンビア大学大学院臨床心理学部博士課程修了。コロンビア医科大学病院、アルバート・アインシュタイン医科大学児童精神科にて臨床経験を経て、2002年より現職。おもにニューヨーク周辺地域で暮らす幼児から高校生までの日本人または日本語を話す子どもたちと保護者を対象に子どもの発達と心のケア、教育に関する相談のほか、日本人学校や補習授業校等の教員を対象に、特別支援教育や子どもの教室での問題行動等に関する研修会やワークショップ等も実施し、保護者向けの講演会も随時行っている。また、2003年より毎年APA(アメリカ心理学会)において研究発表を行っており、これまでも子どもの文化的アイデンティティと自尊感情の関係や日本人向けのカウンセリングの注意点等について発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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