MBTIへの招待―C.G.ユングの「タイプ論」の応用と展開

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760821600
  • NDC分類 141.93
  • Cコード C3011

出版社内容情報

ものの見方や判断の仕方から16のタイプに分類する性格検査で、自分の心のバランスを保ち、他者との関係を円滑にする導入法を紹介。

内容説明

MBTIは、ユングのタイプ論をもとにマイヤーズ親娘が開発したメソッド。人の多様性を、ものの見方や判断のしかたのパターンでとらえ、一人ひとりの強みや動機、対人関係スタイルを気づかせてくれる。心理カウンセリング、キャリアカウンセリング、コンサルティング、人事教育や学校教育など、さまざまな場面で活用されている。全世界でもっとも利用されている性格検査メソッドMBTI(Myers‐Briggs Type Indicator)の入門書。

目次

1章 心の習慣―ユングと心理学的タイプ論
2章 自分や他者理解に役立つ複雑かつややこしい考え方―心の表現をつくりだすパターン
3章 心のバランス―豊かな心とは
4章 自分のなかにいる教師―私たちが向き合わなければならない課題
5章 オズの魔法使いにみるドロシーの銀の靴―タイプ発達の役割
6章 コミュニケーションをするための道筋―自己理解に通じる道を照らすランタンの灯り
7章 人の多様性の大切さ―多様性を活かす
8章 パターンやタイプを超えて―ありのままの自分でいること

著者等紹介

ペアマン,ロジャー[ペアマン,ロジャー][Pearman,Roger R.]
Leadership Performance System Inc.主宰。大学教授、サイコセラピスト、Key Risk Management Service社の副社長を経て、現在コンサルタント、トレーナー、講師およびベストセラー本の著者として国際的に活動している。約20年以上にわたり、変化への対応において個人とグループの支援をしたり、欧米諸国において政府機関や民間企業、教育および非営利団体のエクゼクティブリーダーへのトレーニングを展開している。Association for Psychological Typeの元会長でもある

アルブリットン,サラ[アルブリットン,サラ][Albritton,Sarah C.]
大学のキャリアカウンセラーを経て、現在は国際コンサルティング機関Leadership Innovationにおいてロジャーのシニアパートナーとして活動。Association for Psychological Typeのメンバーでもある

園田由紀[ソノダユキ]
P.D.S総合研究所主宰。認定臨床心理士。米国APT協会認定MBTIトレーナー。認定産業カウンセラー。早稲田大学教育学部教育心理学専修卒。心理・適性検査専門会社にて総合職・研究職兼従業員相談員を勤めたのち山王教育研究所にて心理臨床家訓練を修了し、日本教育臨床研究所の専務理事を経て現職に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

羊の国のひつじ

7
世界で一番使われている性格診断、MBTI。ユングのタイプ論を発展させて16タイプに分類する。わたしは残念ながらINTPっぽい。自分のタイプと逆である人がどのような思考回路を辿って考えに行き着くのか、ひとつひとつ丁寧に解説してあり、分かりやすかった。2015/10/13

バケツ

5
MBTIは本人の納得ありきで再現性に欠けると聞いていたが、この本曰く「本人のことは本人が一番知っている」だそうだ。診断結果の押し付けは人生の乗っ取りになる。何度も「言い訳や差別に使うな」と念を押す著者が、今のMBTI(ではなく16personalitiesだが)流行を知るとどう思うだろうか。娯楽として雑に消費されるのはこの手の性格診断の宿命だ。まあ私もキャラクターのMBTI判定ばかりしているから人のことは言えないが。他の公式MBTI書籍には載っていなかった行動傾向についての明確な記述もあり、大変満足。2021/12/24

Schwarzeon BLACKY

3
ときどきネット上ではやってる16タイプの診断(MBTI)の元ネタになっている本。専門書ですが背景知識がなくても普通に読める本になっています。ユングの心理学の応用とも言えますが読んでみると自分のタイプや無意識の行動原理、今後自分がどう成長していけばいいのかまで踏み込んで理解できると思います。真面目に読むならユングの「タイプ論」に目を通しておくと面白いと思います。2015/11/17

まなまな

2
16 personalities testにハマって、それをMBTIそのものだと思い込んでたけど違うというのを最近知った。正直心理学勉強してきた中で性格検査としてMBTIは耳にしたことがなかったが、正式なテストは使用するために講習を受けなければならない等しっかりとテストとして確立されているようだ。 この本ではタイプはその人を知るきっかけであってその人そのものでないと述べられているが、今の世間でMBTIと思われてるものはそういう考え方をされてしまってる気がする。2024/02/01

スクワッター

2
★★★★★ 自分の思考のバックグラウンドや、他者理解に多いに役立つ本。タイプ論は、安易な二元論やレッテル張りではない。自己成長や、様々な性格の尊重など、様々なところで本書からの学びを実践していきたい。本書で警鐘を鳴らされている通り、ネット上の安易な性格診断に踊らされてはいけないな…世間ではENTPの評判が散々すぎるが、そういうレッテル張りしている人には心をブラされないように気をつけよう笑2023/09/30

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