出版社内容情報
日本トイレ協会[ニホントイレキョウカイ]
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内容説明
トイレから世界を眺めてみたら、SDGsがぐっと身近になってきた!人権や環境との深いかかわりが浮かび上がり、トイレの未来形が見えてくる!
目次
第1章 トイレから読み解くSDGs―17の目標とトイレ(SDGsとは何か?;トイレと人権)
第2章 安全な水とトイレ―トイレなき世界を変えよう(安全な水とトイレ―約5億人が野外排泄をしている世界;日本から世界へ―国際社会の取り組みと日本の国際協力;世界のトイレ改善活動;日本の技術、ノウハウを活かせ!)
第3章 誰一人取り残さない日本のトイレ(「誰一人取り残さない」ということ;障害のある人とトイレ;女性とトイレ;性的マイノリティとトイレ;子どもとトイレ)
第4章 水洗トイレは持続可能か(汲み取りトイレと水洗トイレ―エコだった昔のトイレ;水洗トイレのその先はどうなっているか;これからの持続可能なトイレシステム)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朔麻
2
SDGsの17の目標はトイレとのかかわりを持たせることができる。世界で「国全体で安全に管理されたトイレ」を利用できている割合が95%以上なのは日本を含む10数か国のみ。日本に生まれて本当に良かった。LGBTなどのマイノリティがトイレ使用に困っているというのは新しい発見だった。男女共用トイレを使うことは基本的に好まないので気づかなかったが、男女共用トイレであればだれでも使えるため安心して利用できる。多目的トイレは確かに自分が使うのは申し訳ないと思ってしまう。ほかに相手無くてギリギリだったら許してもらいたい。2023/02/19
るぴなす
0
これは、沢山の人に読んでもらいたい。当たり前すぎて気づかれにくい「トイレ」の話。広げてみれば、水道やお水、衛生の問題。性の問題。災害に脆い問題や、日本も一時期、水質汚染によって、コレラ等伝染病があったこと。「トイレ」という話しにくい分野ではあるけど、目を伏せつづけたら何も解決しない。ひとりひとり気づいて、声や意見を出すのがだいじ。日本だと、トイレきれいだし、当たり前のように使えるけど、トイレがない地域は死活問題。感染症性暴力学力低下……深刻なのよ。2023/05/20
しまっち
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図書館の新刊コーナーで見かけて、「日本トイレ協会」(初耳!)がSDGsとトイレの関係をどう論じるのか(そもそも関係あるのか?)と半分ニヤニヤしながら手に取った本。だけど読んでビックリ。とても真面目に調査・研究されている。トイレは人権ともSDGsとも大いに関係がある大変な問題だということがよくわかった。たまにはこんな出合いもいい。2022/10/31