ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者

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ヴェルヌの『八十日間世界一周』に挑む―4万5千キロを競ったふたりの女性記者

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  • サイズ B6判/ページ数 605p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760142989
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0098

内容説明

ネリー・ブライと、エリザベス・ビズランド。19世紀、ジュール・ヴェルヌの小説を現実のものにした記者がいた。近代技術の黎明期、蒸気船、蒸気機関車を乗り継いで、世界を巡ったジャーナリストの物語。

目次

自由なアメリカン・ガール
ゴッサムに住む新聞の神たち
ひみつの食器棚
「女性が世界一周するのにかかる時間は?」
「フィリアス・フォッグの記録をやぶってみせる」
鉄道標準時を生きる
世界地図
我アルカディアに在りき
バクシーシュ
中国のイギリス人街
ネリー・ブライ・レースのはじまり
ライバルのリード
死の寺院
不思議な旅行代理人
臨時列車
ジャージーからふたたびジャージーへ
時の神を打ち負かす

著者等紹介

グッドマン,マシュー[グッドマン,マシュー] [Goodman,Matthew]
ノンフィクション作家として「THE AMERICAN SCHOLAR」や「Harvard Review」などにエッセイや短編を発表。タフツ大学、エマーソン大学などで創作文芸や文学を教えるほか、各地でブックトークを行い、ラジオ番組にも出演。現在、ニューヨーク・ブルックリン在住

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。翻訳家・法政大学教授

井上里[イノウエサト]
宮崎県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

20
図書館本。小学校の図書室に、ヴェルヌの物語りとそれにちなんだノンフィクションが合わさって1冊のシリーズが並んでいた。「海底二万里」プラス「ノーチラス号の北極海横断潜航」のように。そして、「八十日間世界一周」にはネリー・ブライの世界一周が!その時代の女性の一人旅、今ならわかる困難さしんどさに、もう一人の女性記者とのレース。現実のほうが、ずっと夢のようでずっと過酷で、レースが終わった後も人生は続いて行くことに、今さらのように思いあたってしまった。大好きな物語りの続きは少しほろ苦かったけれど。再読必至。2015/02/08

DICE-K

18
1889年 アメリカ・NYをスタートに、西回り・東回りでそれぞれ最速世界一周に挑戦する二人の女性記者のノンフィクション。 旅行記というより、当時の世相や文化(汽船・汽車・電報など)についての年代史のように感じた。 同時期の世界の様子(大英帝国の覇権や寄港地である香港やセイロン、日本)も知ることが出来て興味深かった。 レースの結果、勝者・敗者に分かれてしまうが、その先の人生では、勝者が最後まで勝者であり続けたとは思わない。人生というレースでは、目的(ゴール)が人それぞれ異なるため、絶対的な勝者は存在しない。2014/04/03

bluemint

15
ヴェルヌの小説を実践しようと企画を立て旅立ったその日に、別の新聞社が企画をパクり同じく女性記者を逆の西回りで世界一周を行わせた。小説のようだが事実。日本で言えば大日本帝国憲法が発布された明治22年。当時のこととて旅行手段は列車と船しかなく、当然気象条件次第で大幅に時間が狂う。ライバルより1秒でも早く無事にニューヨークに辿り着けるか、手に汗握った。当時の女性記者の境遇や、南北戦争の記憶が生々しいアメリカの世相なども丁寧に描かれており丸ごと楽しめた。当時女性一人旅でも危険は全く無かったのが素晴らしい。2020/04/09

モルツー

13
ネリー•ブライがカッコイイ!!友達になれそうなのはエリザベスのほうだけど。19世紀に蒸気船や汽車で世界一周を果たした女性の話。しかも最速で。しかも所属する新聞社の対立レースで。当時の世界各地の様子が描きこまれていて、19世紀の世界を自分も一緒に旅した気分。分厚さに身構えたけど、レース展開が面白くてむしろ厚いことが嬉しかった。「この旅をもっと楽しんでいたい!」と。また、読み終えて本を「パタン」と閉じる瞬間の重みは、リアルな本の醍醐味。この本は、分厚さと面白さを兼ね備えている。久々に読書らしい読書が楽しめた。2014/06/15

ワッピー

10
19世紀末の交通網を使ってヴェルヌの小説設定に挑む!新聞社「ワールド」のネリ―・ブライと「コスモポリタン」のエリザベス・ビズランドの二人の女性記者の世界一周競争に世界中が熱狂した。男性社会のジャーナリズムの中で二人とも表舞台に立てたものの、当時の女性の地位の低さも透けて見えます。早く帰着したネリ―は毀誉褒貶の人生を送り、ひっそり消えたエリザベスはむしろ早く結婚をして安定した生活に入るあたり、まさに「名声には針がある」ですね。当時の世界各地の状況はおもしろかったのですが、ひと匙のビターな後味が残りました。2014/05/10

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