脳の中の小さな神々

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760125722
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0076

内容説明

なぜ、自分は自分であると思えるのか?なぜ、あなたは、他人と会話ができるのか?脳研究最前線へ、ザクリザクリと斬り進む、快刀乱麻の脳内講義。

目次

講義の前に 「暗黒大陸の研究者」と「ブルドーザーの研究者」
脳を見張っているのは誰だ?
「あ、ぼくも食べたい」と思ったサル
人間はゾンビでもまったくかまわない!?
隣りしか見えないはずの「神経細胞くん」になぜかとてつもない能力が宿り
動物に意識はあるか?
脳全体を見ている「誰か」を気づかせるもの
想像の少女が現実に見えるとき
科学革命はいかにして起こるか
人間とゾンビとの距離
知性の本質は渋谷でナンパすることにある?
ありふれ脳の働きのなかに飛んでいる想像力の芽がある
脳内物質で揺れ動く心
人間の脳は不確定性に対処するためにできた
脳の中に棲む小さな神

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年生まれ。東京大学理学部・法学部卒業、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院客員助教授

歌田明弘[ウタダアキヒロ]
1958年生まれ。東京大学文学部卒業。『現代思想』編集部、『ユリイカ』編集長を経て、評論・ノンフィクションなどを執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

木ハムしっぽ

5
2004年に刊行された、茂木健一郎氏が最新の脳科学を歌田明弘氏に解説する本書。「クオリア」という言葉が認知され始めた頃の著作かな?改めて不思議に思うのは、脳内の神経活動はシナプスが発火するかしないかの0、1のデジタルな世界なのに、自意識として認知するのはアナログな感覚なこと。2022/10/16

Taizo

2
著名な脳科学者である茂木健一郎氏にインタビューをするという形式の本。 「現代日本は見かけのわかりやすさの病にかかっていないか?」「一人一人が自分のユニークな可能性を追求していくことが求められるこれからの日本では、杓子定規なノウハウは邪魔になるだけ」 など2004年当時から現在日本で言われているようなことを熱く語っているのは先見の明を感じる。 特にネガティブなストーリーはネガティブを蔓延させるからポジティブなもので溢れさせろ、というストロングスタイルには共感した。2019/03/26

村上春巻

0
☆☆☆★★

おたきたお

0
モノの見方には共感をする部分があるが、この人の研究対象である「クオリア」の考え方には抵抗がある。確かに仮説の積み重ねは大切だが、この「クオリア」にはかつての社会学・心理学で使われた「勝手なカテゴリ分け」(例えば長期記憶/短期記憶とか、群集のカテゴリ分け方とか)と同じ香りがする。2006/01/01

Yota Sasaki

0
茂木さんの本の中でも一番好き。2011/08/01

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