アホでマヌケなアメリカ白人

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760122776
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0076

出版社内容情報

「俺たちの良心は、こんな馬鹿どもを許すことなんかできないのだアアアア!!」
露骨に広がる貧富の差、ポーズだけは立派な四民平等、政府を牛耳るエレガントな強欲あきんど、同じ穴の狢の共和党と民主党……、虚構の「愛」と「正義」に満ち溢れたアメリカの現実をさらけ出した、米国版お笑いノンフィクション。背後に世界最強の軍事力を控えた敬虔なキリスト教原理主義者、ジョージ・ブッシュの生真面目を茶化しながら、理想の民主主義国アメリカの暗部に斬り込んで行ったにもかかわらず、9・11以後全米ミリオンセラーに。その後、イギリス、ドイツ、フランス、カナダでも大ベストセラーとなり、対イラク正義の戦争勃発後も本国及びヨーロッパで売れ続けている。
ちなみに、アラビア語、ヘブライ語、トルコ語、中国語などにも訳されていますが、売れ行きは不明。

*ムーアの映画も大人気!
2002年カンヌ国際映画祭55周年記念特別賞受賞
第75回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞
《ボウリング・フォー・コロンバイン》
監督・脚本・主演 マイケル・ムーア
「恥を知れミスター・ブッシュ、恥を知れ!」(アカデミー賞受賞コメントより)
コロンバイン高校銃乱射事件を通してアメリカ銃社会を一笑両断!
2003年8月には、TVドキュメンタリーも日本発売決定!

◇著者紹介
マイケル・ムーア(Michael Moore)
批評と笑いの精神に溢れるジャーナリスト兼映画監督その他。
1954年ミシガン州のGM(ゼネラル・モータース)城下町フリントに生まれる。10代から政治活動に目覚め、22歳の時ラディカルで洒落の効いたジャーナリズムを目指した地域紙『フリント・ボイス』を創刊、以後10年間編集長兼記者として活躍する。1989年地元GM工場の大量解雇を題材に撮った自主ドキュメンタリー映画《ロジャー&ミー》が批評家から高い評価を受け、それ以後、TVプロデューサー、映画監督、俳優、放送作家、シナリオ・ライター、進歩派ジャーナリストと八面六臂の活躍を続けるマルチ・タレントとなる。2002年発表の反銃社会ドキュメンタリー映画《ボウリング・フォー・コロンバイン》は、カンヌ映画祭で第55回記念特別賞を受賞。他のベストセラーにDownsize This! がある。トレードマークは野球帽。

9・11テロについて使い捨てライターが教えてくれること―初版刊行後の補遺

プロローグ――何でこんなことになっちまったんだ?

1 まさに、アメリカ的クーデター
   クーデター参加者の面々
   反クーデターの手引き
2 拝啓 ジョージ殿――「大統領」ジョージ・W・ブッシュへの公開書簡
3 ダウがダウンでアップアップ
4 白人どもを殺せ
   アメリカ白人のサヴァイバル術
   黒人のためのサヴィヴァル術
5 バカたれどもの国
   逃走的学生であることをやめ、闘争的学生になる方法
6 ちきゅうにやさしくキビシイ話
7 男たちへの挽歌
   男性が絶滅をまぬがれる方法
   女性が男性なしに生き延びる方法
8 ウィ・アー・ナンバー・ワン!
   聖地パレスティナ
   グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国
   旧ユーゴスラヴィア
   北朝鮮
9 巨大でシアワセな牢獄
10 脳死寸前民主党
11 人民の祈り

エピローグ――奴が「大統領職」に就いていやがるのは俺の責任なんだ……

内容説明

ジョージ・ブッシュとその仲間たちの隠された素顔。我が祖国に向けた愛の鞭。

目次

1 まさに、アメリカ的クーデター
2 拝啓ジョージ殿―「大統領」ジョージ・W.ブッシュへの公開書簡
3 ダウがダウンでアップアップ
4 白人どもを殺せ
5 バカタレどもの国
6 ちきゅうにやさしくキビシイ話
7 男たちへの挽歌
8 ウィ・アー・ナンバー・ワン!
9 巨大でシアワセな牢獄
10 脳死寸前民主党
11 人民の祈り

著者等紹介

ムーア,マイケル[ムーア,マイケル][Moore,Michael]
批評と笑いの精神に溢れるジャーナリスト兼映画監督。1954年ミシガン州のGM(ジェネラル・モーターズ)城下町フリントに生まれる。10代から政治活動に目覚め、22歳の時ラディカルで洒落の効いたジャーナリズムを目指した地域紙『フリント・ボイス』を創刊、以後10年間編集長として活躍。1989年地元GM工場の大量解雇を題材に撮った初めてのドキュメンタリー『ロジャー&ミー』が批評家から高い評価を受け、それ以後、TVプロデューサー、俳優、放送作家、シナリオ・ライターなども兼ねるマルチ・タレントに。2002年発表の反銃社会ドキュメンタリー『ボウリング・フォー・コロンバイン』は、カンヌ映画祭で55周年記念賞を受賞

松田和也[マツダカズヤ]
1963年大阪市生まれ。大阪大学文学部美学科卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たみ

17
原書は2001年、ジャーナリスト兼映画監督による自国自虐本。ブッシュ批判がメインで、政治・教育問題、人種・男女差別指摘等。大げさに茶化した文章でズバズバ切りまくり。個人的にこういうユーモアは好みではないけど、それは横に置いといて。この本の内側以上に外側がおもしろかった。amazon USAで検索したところレビュー数は1116件、おおむね賛成・肯定的でした。自国批判の本なので、もっと反発があって喧々諤々かと思ったのに。目をとめる→手に取る→読む→レビューするという行為上で濾過されているとはいえ、なんか意外。2015/02/24

たろいも

8
2002年本。タイトル通りの強烈で面白おかしい本。確かにAmazonレビューをみるとかなり肯定的で評価が高い、それでもそこは業者もいて、無法地帯になりつつあると思うけど。個人的には教育の下りが好きだった。外国人には教育を受けさせた方がいいんじゃないの?←あまり言葉を使いなれてない人と白人の未教育の共通点:喋り方が汚い。すぐにFワードを使う。W.ブッシュの話は多分作者の本気に違いない。今年はレイシストのおっさんか、初のおばはんか、どっちになるんだろね、だいとーりょー。2016/03/03

てら

4
アメリカの勉強。マイケルムーアの話は面白い。2024/02/04

新橋九段

3
アメリカもアメリカで大変なようだ……ブッシュでこれならトランプ政権下ではムーアは憤死してるんじゃないだろうか。2017/11/19

tuppo

3
レジにあったバットはすべての白人が共有する、根源的な恐怖を雄弁に物語っている。遅かれ早かれ黒人たちが立ち上がり復讐を開始すると。俺たちは誰もが人種差別のか役場斧上に座っている。そしていつか来るその爆発に備えるべきだと思ってる。でも、ちょっと待ってくれ。なんだって「いつか来る」その日を待ってるんだ?本当にそんな日が来ればいいなんて思ってるのか?燃えている家をほったらかして逃げるより、問題を解決する方がいいとは思わないのか?俺はその方がいいと思うぞ!2016/11/21

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