IBMとホロコースト―ナチスと手を結んだ大企業

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  • サイズ B6判/ページ数 482,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760121588
  • NDC分類 549.09
  • Cコード C0022

出版社内容情報

IBMがナチスに売り込んだパンチカード機器「ホレリス」が、ユダヤ人の判別と鉄道の効率的な運行を容易にし、ユダヤ人問題の「最終解決」に無比の威力を発揮した――。ナチスと親密な関係を築き巨利を得たIBMの企業倫理に切り込んだ国際的ベストセラー、ついに刊行!

【目次より】
《第I部》第1章 番号を振られた人間/第2章 IBMとヒトラーの接点/第3章 ユダヤ人の特定/第4章 IBMとナチの同盟/第5章 ワトソンにナチの勲章/《第Ⅱ部》第6章 戦争のカード/第7章 死に導く計数作業/第8章 電撃的効率/第9章 デホマクの反乱/《第Ⅲ部》第10章 枢軸国での地歩を守る闘い/第11章 フランスとオランダ/第12章 IBMと戦争/第13章 絶滅/第14章 ジェノサイドの戦利品(1)/第15章 ジェノサイドの戦利品(2)

内容説明

IBMがナチスに売り込んだパンチカード機器「ホレリス」が、ユダヤ人の判別と鉄道の効率的な運行を容易にし、ユダヤ人問題の「最終解決」に無比の威力を発揮した―。ナチスと親密な関係を築き巨利を得たIBMの企業倫理に切り込んだ国際的ベストセラー。

目次

番号を振られた人間
IBMとヒトラーの接点
ユダヤ人の特定
IBMとナチの同盟
ワトソンにナチの勲章
戦争のカード
死に導く計数作業
電撃的効率
デホマクの反乱
枢軸国での地歩を守る闘い
フランスとオランダ
IBMと戦争
絶滅
ジェノサイドの戦利品

著者等紹介

ブラック,エドウィン[ブラック,エドウィン][Black,Edwin]
1950年シカゴ生まれ。両親はホロコーストを生き延びたユダヤ人。『ワシントン・ポスト』の花形記者として活躍し、現在はワシントンを拠点にフリー・ジャーナリストとして活動、ピューリッツァー賞など数多くの賞にノミネートされている

小川京子[オガワキョウコ]
1972年生まれ。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。翻訳業

宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。1970年九州大学大学院修士課程修了。三重大学人文学部教授。独仏文化論
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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えむa

3
ソリューション・カンパニーの草分けであり多国籍企業の巨人IBMの黒歴史を暴いた大著。ホレリス機は大西洋を挟んだ2つの大陸でフル稼働していた。例えばナチスの求める技術を提供し続ける一方で、英国の「エニグマ」解読チームもホレリス使ってたし、日米開戦後の米国でも同じシステムで日系人が差別選別特定されて収容所に送られていった。独敗戦後、ワトソンの名を冠した子会社のある欧州各地から全ての機械と銀行口座の預金を回収したIBMのビジネスは“戦争は儲かる”ということをまさに体現していて現在の世界情勢にも至る根深さである。2016/03/08

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