全訳 統治論

全訳 統治論

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  • サイズ A5判/ページ数 372p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760114184
  • NDC分類 311
  • Cコード C3031

出版社内容情報

近代市民社会の原点であるロックの古典的名著の本邦初の全訳。第2次大戦後のロック研究の成果を駆使し大著に挑んだ意欲的な訳業。付録としてR.フィルマーの『家父長制(パトリアーカ)』第1章を付す。

第1篇
 第1章 序論
 第2章 父権と王権について
 第3章 創造による、主権へのアダムの権原について
 第4章 『創世記』第1章28節での贈与による、主権へのアダムの権原について
 第5章 イヴの服従による、主権へのアダムの権原について
 第6章 父たる身分による、主権へのアダムの権原について
 第7章 主権の基礎としてともに考えられた、父たる身分と所有権について
 第8章 アダムの至高の君主権の譲渡について
 第9章 アダムからの相続による君主政について
 第10章 アダムの君主権の継承者について
 第11章 継承者は誰か?
第2篇
 第1章 序論
 第2章 自然状態について
 第3章 戦争状態について
 第4章 奴隷制について
 第5章 所有権について
 第6章 父権について
 第7章 政治社会あるいは市民社会について
 第8章 政治社会の起源について
 第9章 政治社会と統治の諸目的について
 第10章 国家共同体の諸形態について
 第11章 立法権の範囲について
 第12章 国家共同体の立法権、執行権および連合権について
 第13章 国家共同体の諸権力の従属関係について
 第14章 国王大権について
 第15章 父権・政治権力および専制権力についての総括的考察
 第16章 征服について
 第17章 簒奪について
 第18章 専制について
 第19章 統治の解体について
  附録 サー・ロバート・フィルマー著『家父長制』(パトリアーカ)第1章
  人名・神名索引

内容説明

第二次大戦後のロック研究の成果をふまえつつ、大著に挑んだ意欲的な訳業。付録としてR・フィルマー『家父長制』第1章を収録。

目次

父権と王権について
創造による、主権へのアダムの権原について
『創世記』第一章二八節での贈与による、主権へのアダムの権原について
イヴの服従による、主権へのアダムの権原について
父たる身分による、主権へのアダムの権原について
主権の基礎としてともに考えられた、父たる身分と所有権について
アダムの至高の君主権の譲渡について
アダムからの相続による君主政について
アダムの君主権の継承者について
継承者は誰か?〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いかちょー

0
第一部は、ロバート・フィルマー卿の「絶対君主政」の神託と「人間は生まれながらに奴隷である」という説に対して、ある時は論旨の矛盾点を突き、ある時は聖書の言質を取り、ほとんどキリスト教であったと思われる当時の民衆に開眼させるための反論を、所々皮肉を交えながら、これでもかとばかりに展開する。キリスト教徒の反感を買わずに受け入れさせるための様々な工夫が凝らしてある。旧約聖書の冒頭だけでも読んでいるとかなり楽しめる。第二部は、近代政府の礎となる論説が展開されている。2010/02/25

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