乳児における音声発達の基礎過程

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乳児における音声発達の基礎過程

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  • サイズ A5判/ページ数 139p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784759912241
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C3011

内容説明

ここ20年ほどの間に行われた乳児の音声発達研究により、初語が現れるずっと以前の段階から、すでに音声言語の原型となる発声行動が存在していることが明らかにされてきた。本書では言語獲得のまさにスタート地点である乳児の喃語発達の過程に焦点をあて、その発達を支える要因について、筆者自身が行った5つの実験研究をもとに明らかにする。そして、本書を通して、ヒトがいかにして言語を獲得してゆくのかという問いに対する一つの解を示す。

目次

音声発達過程の究明の開始
研究(規準喃語の出現とリズミカルな運動の発達的関連;規準喃語出現期における音声とリズミカルな運動の同期現象;音響分析による同期現象の適応的役割の検討;同期現象の発生メカニズムの検討―リズミカルな運動の質的分析から;同期現象の発生メカニズムの検討―健聴児とろう児の比較から)
総括的討論

著者等紹介

江尻桂子[エジリケイコ]
1971年大阪府生まれ。1993年お茶の水女子大学文教育学部卒業。1998年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。博士(人文科学)。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、茨城キリスト教大学講師。日本教育心理学会より城戸奨励賞受賞(1999年度)
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