内容説明
研究を一生の仕事にすることを志した一人の女性が、男性中心の学問の世界で、理想のラボを築きあげていく情熱的な生き様を綴ったサイエンス・メモワール。著者ヤーレンの魅力はもちろんのこと、信頼できる相棒とともに苦境を乗り越えていく、友情と信頼のエピソードが胸を打つ。人生とのアナロジーを想起させる植物の章が随所に挟まれ、文学作品のような魅力にもあふれる。
目次
第1部 根と葉(生い立ちとラボ;“木の一生”;“待ち続ける種子” ほか)
第2部 幹と節(“アメリカ南部”;愉快なクリスマス;“菌との共生” ほか)
第3部 花と果実(“植物の上陸”;譲り受けた実験設備;“冬支度” ほか)
著者等紹介
ヤーレン,ホープ[ヤーレン,ホープ] [Jahren,Hope]
1996年にカリフォルニア大学バークレー校で博士課程を修了して以来、地球生物学分野で研究を続けている。ジョージア工科大学で教育者・研究者としてのキャリアを始め、後にジョンズ・ホプキンス大学に移った。フルブライト賞を三度受賞。また、地球科学の若手研究者に贈られるメダルをふたつの分野で受賞し、これは女性として初めての快挙である。2005年に『ポピュラーサイエンス』誌で「傑出した10人」の若手科学者に、2016年には『タイム』誌の「最も影響を与えた100人」に選ばれた。原書刊行時はハワイ大学教授。現在はノルウェーのオスロ大学教授
小坂恵理[コサカエリ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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