Dojin選書
宇宙災害―太陽と共に生きるということ

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784759816723
  • NDC分類 440
  • Cコード C0344

出版社内容情報

近場の宇宙を利用して、地球で健やかに生きるための教養とは近場の宇宙空間の利用が進み,火星への移住計画も現実的な話題となってきた.しかし,私たちは地球を取り巻く宇宙空間のことを,どれだけ理解しているだろうか.宇宙の影響によって,地球ではこれまでにどんなドラマが生まれてきたのだろうか.本書では,目には見えない宇宙からの攻撃と,それを迎え撃つ地球のバリアによる攻防の様子を,研究現場の様子とともに,いきいきとした筆致で描き出す.宇宙と地球と生命の歴史をたどり,これからも地球で健やかに生きていくための教養がつまった1冊である.



はじめに

 

第1章 宇宙災害  

  通信途絶

  衛星墜落

  デブリ事故

  隕石落下

  オゾン層破壊

  放射線被ばく

  世界停電

第2章 大地から太陽系の果てまで

  第一の槍:宇宙塵

  第二の槍:紫外線

  第三の槍:宇宙線

  第一の盾:大気

  第二の盾:地磁気

  第三の盾:太陽風

  オーロラと三つの盾

  放射線帯の電子

  磁気嵐の陽子

  太陽の心拍

第3章 宇宙天気予報

  太陽に邪魔された実験

  宇宙天気予報の現場へ

  宇宙の寒冷前線と台風

  地下の水に守られた日本

  オーロラと日本の間に

  太陽の爆発に次ぐ爆発

  パイロットの被ばく

  電子の集中豪雨

第4章 宇宙と生命

  動物と磁場

  マウンダー極小期と魔女狩り

  大量絶滅

  宇宙線雲仮説

  星雲の冬

第5章 宇宙利用

  宇宙就活

  スペースデブリの撃墜

  月面基地

  アポロの教訓

  テラフォーミング

  塵の悪魔

  伊達政宗の羅針盤

  将来の宇宙災害に向けて



あとがき

さらにくわしく知りたい人へ

用語集

片岡 龍峰[カタオカ リュウホウ]

内容説明

近場の宇宙空間の利用が進み、火星への移住計画が話題になる現代。私たちは、地球を取り巻く宇宙空間について、どれだけ理解しているだろうか。本書ではまず、通信障害、衛星墜落、世界停電などの事例から、宇宙災害とは何かを紹介。地球と宇宙のつながりを理解する研究の様子が、現場での体験と共に生き生きとした筆致で描かれる。さらに、全球凍結や大量絶滅をめぐる仮説を提示し、近い将来の現実的な宇宙利用の方向性までも探る。天の川銀河を旅する太陽系に暮らす私たちが、これからも地球で健やかに生きていくための教養がつまった1冊である。

目次

第1章 宇宙災害(通信途絶;衛星墜落 ほか)
第2章 大地から太陽系の果てまで(第一の槍:宇宙塵;第二の槍:紫外線 ほか)
第3章 宇宙天気予報(太陽に邪魔された実験;宇宙天気予報の現場へ ほか)
第4章 宇宙と生命(動物と磁場;マウンダー極小期と魔女狩り ほか)
第5章 宇宙利用(宇宙就活;スペースデブリの撃墜 ほか)

著者等紹介

片岡龍峰[カタオカリュウホウ]
1976年、宮城県仙台市生まれ。2004年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。情報通信研究機構、NASAゴダード宇宙飛行センター、名古屋大学太陽地球環境研究所で学振特別研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員、東京工業大学理学研究流動機構特任助教を経て、国立極地研究所准教授。専門は、宇宙空間物理学。2015年、文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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