出版社内容情報
1.研究フィールドは動物園(動物園で始めたサルの研究/他)
2.チンパンジーのお勉強(京都市動物園のチンパンジーたち/他)
3.動物園にいるいろいろな動物の姿(アジアゾウは夜に何をしているのだろう/他)
4.動物園の飼育員はどんな仕事をしている?(元気に育て、赤ちゃんゴリラ/他)
5.動物園はどんなところ
内容説明
日本の公設動物園で二番目に古い京都市動物園は、日本で初めて、大学の研究者が常駐している動物園だ。大学と動物園が連携し、チンパンジーやマンドリルの「お勉強」、ゴリラの出産と育児、アミメキリンやアジアゾウの夜の行動など、動物園だからこそできる研究を展開、十分に調べることができなかった動物たちの生態の理解が少しずつ進んでいる。このような具体的な取り組みをとおしていま動物園に何が求められているかを考え、これからの動物園のあるべき姿を探る。
目次
第1章 研究フィールドは動物園(動物園で始めたサルの研究;お勉強を始める;数字のお勉強)
第2章 チンパンジーのお勉強(京都市動物園のチンパンジーたち;勉強開始;仲間の死がもたらした変化;新しい仲間、ジェームス)
第3章 動物園にいるいろいろな動物の姿(ゴリラの観察;アジアゾウは夜に何をしているのだろう;動物園で見られる出産)
第4章 動物園の飼育員はどんな仕事をしている?(キリンはどうやって寝るの?;ゴリラも道具を使う?;元気に育て、赤ちゃんゴリラ)
第5章 動物園はどんなところ?(四つの目的;現実の動物園;動物園に課されている課題)
著者等紹介
田中正之[タナカマサユキ]
1968年兵庫県生まれ。95年、京都大学大学院理学研究科博士後期課程中退。京都大学霊長類研究所などを経て、現在、京都大学野生動物研究センター准教授。博士(理学)。専門は比較認知科学。現在は、動物園動物を対象とした行動学・比較認知科学的研究を中心に研究活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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