これならわかる電子顕微鏡―マテリアルサイエンスへの応用

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  • サイズ B5判/ページ数 134p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784759809350
  • NDC分類 549.97
  • Cコード C3043

出版社内容情報

《内容》 電子顕微鏡初学者のための手引き書。試料作成からデータ解析までの流れがていねいに解説されており,電子顕微鏡に関して最低限知っておかねばならない知識が無理なく理解できる。また,最前線の研究者である著者の豊富なデータから,よりすぐりのものが具体例として掲載されている。    

《目次》
1章 はじめて電子顕微鏡に出合う人のために(電子顕微鏡の特徴/電子顕微鏡でわかること、わからないこと)
2章 電子顕微鏡と電子顕微鏡法の基礎知識(透過型電子顕微鏡の構造/電子回折パターンからわかること/走査型電子顕微鏡による表面観察/EELS・EDXによる元素組成や結合状態の分析/ホログラフィーによる磁場・電場観察/他)
3章 試料を準備して顕微鏡像を撮影しよう(どんな試料を用意すればよいか/試料の作成法/イメージと電子回折パターンの観察テクニック/高分解能電子顕微鏡像の撮影のコツ/他)
4章 高分解能電子顕微鏡像を解読するためのテクニック(データから何を読み取るか/フーリエ変換を用いたノイズ除去/並進操作による画像の平均化/残差因子を用いた定量構造解析/三次元高分解能電子顕微鏡像による解析/他)
5章 具体例から学ぶ顕微鏡像からの構造解析(超伝導酸化物の表面・界面/ホウ素系クラスター固体/5回対称ナノ粒子/炭素オニオン構造/BNナノチューブ/Auナノ粒子自己組織配列/ゼオライト/他)

内容説明

とにかく試料を電子顕微鏡に入れて写真を撮って解析できるように、難しい数式などは極力排除し、電子顕微鏡に関する実践的な面を重視し、最先端の解析手法にも触れながら解説。

目次

1章 はじめて電子顕微鏡に出合う人のために(電子顕微鏡の特徴;電子顕微鏡でわかること、わからないこと)
2章 電子顕微鏡と電子顕微鏡法の基礎知識(透過型電子顕微鏡の構造;電子でものが見える仕組み ほか)
3章 試料を準備して顕微鏡像を撮影しよう(どんな試料を用意すればよいか;試料の作成法 ほか)
4章 高分解能電子顕微鏡像を解読するためのテクニック(データから何を読み取るか;大まかな構造の把握 ほか)
5章 具体例から学ぶ顕微鏡像からの構造解析(TlBa2Ca3Cu4O11超伝導酸化物;超伝導酸化物の表面・界面 ほか)

著者等紹介

奥健夫[オクタケオ]
1965年茨城県生まれ。1992年東北大学大学院工学研究科原子核工学専攻博士後期課程修了。現在、大阪大学産業科学研究所産業科学ナノテクノロジーセンター助教授。工学博士。専門は原子配列調和物質(無機化合物・クラスター、生命体)の構造と機能解明
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