内容説明
本書は「実験を安全に行うために」の続編であります。「実験を安全に行うために」は危険な物質や装置の取扱い方そのものについての解説書でありました。しかし、初心者は通常の装置を用いて、通常の実験をする時でも大きな事故を起こすおそれがあり、化学実験を真に安全に行うためには、熟練者が行っている安全で確実な方法を体得すべきでしょう。そこで、安全性と確実性に重点をおいて、いろいろな実験のバックボーンになる基本操作と基本測定を、ここにまとめました。
目次
1章 実験器具
2章 ガラス細工
3章 真空
4章 粉砕
5章 加熱
6章 冷却
7章 溶解・融解
8章 かく拌
9章 抽出
10章 濾過と遠心分離
11章 乾燥
12章 蒸留・濃縮・昇華
13章 再結晶・脱色
14章 秤量
15章 密度・比重の測定
16章 温度の測定
17章 融点・分解点
18章 pHの測定
19章 容量器と滴定