人間の縁(えにし)―浅田次郎の幸福論

人間の縁(えにし)―浅田次郎の幸福論

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  • サイズ B40判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784759312652
  • NDC分類 917
  • Cコード C0095

目次

しがらみがあるから幸せになれる―「人生」について
心の支えとなる存在―「信頼」について
訓えは生き続ける―「師」について
人間の人間たる幸福―「愛」について
言うに尽くせぬ思い―「感謝」について
何のために戦うのか―「忠」について
切っても切れない縁―「親と子」について

著者等紹介

浅田次郎[アサダジロウ]
1951年、東京都生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、1997年『鉄道員』で直木賞、2000年『壬生義士伝』で柴田錬三郎賞、2006年『お腹召しませ』で中央公論文芸賞と司馬遼太郎賞、2008年『中原の虹』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞する。2011年より、日本ペンクラブ会長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

139
躓いたりするけれど、夢があるってことは幸せよ。涙を知れば知るほど笑いは深くなる。世間における人の縁はまこと不可思議だが、書物を介した縁に毒はない。世間のせいにするな。他人のせいにするな。親のせいにもするな。ありがたう。ありがたう。…男てえのはね、いくつになったって、どんなふうに出世したって、ようやったってえ、その母親の一言が聞きてえんです。…たおやかに一輪の百合の花のように美しい母。遺された書棚には私のすべての著作に並んで、あの時の小さな国語辞典とルーペが置かれていた。私は母の気持ちを少しも知らなかった。2022/03/12

ロマンチッカーnao

26
浅田次郎さんの作品の中から、いい言葉を抜粋してるもの。どの言葉も胸に刺さります。文豪と呼ばれる人達はこういう本出てますけど、すでに浅田次郎さんの文豪なんですね。僕も全作品とまではいきませんが、読んでます。そして、人生に影響うけたり、涙したりしてます。この本の中でも、読みながら、これはノートに控えておこうと思った文章いくつかありました。浅田次郎さんって手書き作家さんなんですよね。数少なくなってきた手書き作家さん。その点でも貴重ですよね。なんか浅田さんの小説めっちゃ読みたくなってきました。2018/07/16

akira

17
まさに本屋で出会った一冊。 今の自分には必要な本だったんだろう。懐かしい蒼穹の昴、壬生義士伝などの著作からのものにあわせてエッセイからの引用も。エッセイに書かれていた小説家になった理由や出生は想像以上に複雑だった。 筆者の言葉は本当に心にくる。優しいなかにも大事なことがたくさんつまっている。浅田次郎を読むとき、自分はその言葉に会いたくてたまらない。この本に出会えた今日の縁にも感謝しつつ。 「世間における人の縁はまこと不可思議だが、書物を介した縁に毒はない」2019/04/30

スノーシェルター

16
浅田さんの作品から抜粋したもの。良い言葉が溢れていた。作品も読もうと思う。2015/07/24

とくてる将軍

15
【図書館本】週刊現代で「勇気凛々ルリの色」を読み続けていたのを思い出した。笑いあり、涙ありのエッセイで毎週買って読んでいた。あの頃から浅田次郎先生の本を読み始めたと思う。おそらく最初は「鉄道員」を読んで泣いた記憶が。最近読んだ「一路」も良かったし、そのなかにも大切な教えがあった。この「人間の縁」では親を大切にする事が大事だと一番感じた。2020/08/27

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