内容説明
NHK「バリバラ 障害者情報バラエティー」レギュラー出演者が自らつづる「思いもよらなかった人生」。
目次
「ちゃんと生まれる」ってどういうこと?(仮死状態に説明なし;「ちゃんと生まれる」とは ほか)
やりたいことは自分で決める(車掌の暴言;さまざまな立場・年齢で学ぶ二部生 ほか)
結婚したとたん、阪神・淡路大震災(交換日記;好きやのに告白できずもんもんと ほか)
どっぷりハマった自立生活運動(メインストリーム協会での初仕事;震災復興のためのカンパ活動 ほか)
思いがけなくテレビにレギュラー出演(NHK「きらっといきる」のMCを依頼される;バリアフリーバラエティー ほか)
著者等紹介
玉木幸則[タマキユキノリ]
特定非営利活動法人メインストリーム協会(兵庫県西宮市の自立生活センター)理事。1968年、兵庫県姫路市に仮死状態で生まれる。4歳で肢体不自由児療育施設に入所。小中学校は、地元の普通学級で学ぶが、高等学校は養護学校へ。1991年、日本福祉大学社会福祉学部第2部卒業後、知的障害者通所授産施設に勤務するが1年で退職。1992年、メインストリーム協会事務局次長に就任以後、障害者の自立生活運動にのめりこむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ココアにんにく
1
玉木さんMCの番組での「24時間テレビパロディ」が痛快でした。玉木さんの著書を図書館で発見。早速読みました。一番驚いたのが理事をされている、メインストリーム。玉木さんがいるとも知らずに何度も前の道を歩いていました。ビアガーデンをやっていたこともあったような。そんな玉木さんの半生。脳性まひの症状や生活などを初めて知りました。先生との人間関係。お酒で筋緊張の緩和。子供の保育所など印象に残った。福祉活動を利用する宗教や政党ってありますね。消滅する西宮東口の半分高架の時にもEVの話って阪神電車すごいです!2017/06/25
inubo
1
NHKバリバラに出演中の玉木さんの本。いまのバリバラができたのも、玉木さんの存在が大きかったという。番組中でもいつも「そうだよね」と思わせるコメントを発している。玉木さんの活動の原点は阪神大震災だってあるけど、その前提として様々な人との出会いとなによりもご本人の感性がその道筋をつくってきたのではないか。全般的に飄々としていて、生きることに対してゆとりがある感じがする。いま自分自身がギスギスしてゆとりがなく、孤立無援な感じがするので考えさせられた。あと大阪の障害者活動が盛んな状況もなんとなくわかった。2016/11/27
Miyoko Miura
0
NHKのバリバラでMCをしている玉木さんの半生記。読みやすくて、わかりやすくて、バリバラも見てみようとおもいました。2016/10/28
村田鉄則
0
玉木さんの人の良さが溢れた半生記だった。 学校でのいじめ、就職、震災体験、子育てなどなど様々な場面での玉木さんが感じたことが語られてて障害について考えるうえでとても勉強になった。
かの子
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明るいお人柄が感じられる良書でした。私の子は障害児で、手のかかる時に「産み方が悪かった。」なんて子に言うことがあるので反省。 今度、親子でバリバラを見ようかな。2020/07/01