内容説明
台風が接近し、海が荒れる茅ヶ崎沖で、海止事故が発生した。海上保安庁特殊救難隊の惣領正らは、直ちに現場に急行。北朝鮮船籍らしき船から、三人の男を無事救出した。だが、救助した男たが突如変貌し、惣領たちに銃口を向けてきた。男たちの要求は、沈みゆく船から“荷物”を取って来いというものだった。荷物とは一体何なのか?彼らの目的は?特救隊の男たちの決死の戦いが始まる―。傑作長篇小説、待望の新装版。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gonta19
65
2011/1/16 Amazonより届く。 2014/7/8〜7/10 海上保安庁特殊救難隊の活躍を描く、海洋冒険活劇! いやいや、面白い。今野さんは、いろんなジャンルの作品を書くけど、こういうのも良いなぁ。続編を是非書いて欲しい。2014/07/10
あっくん
47
初今野さん。海上保安庁特殊救難隊のお話。ぜひ続編を書いて欲しいです。2017/05/13
petitlyz
22
【図書館で借りた】主人公は海保特殊救難班の惣領。台風接近中、漁船がもう少し大きな船に当て逃げされてしまい、惣領たちが無事救助するところから始まる。その後、当て逃げした船も救助に向かうことになるが、やっと助けたその後がやっかいだった。基本的に海難救助は大変な場面の連続だし常に命がけ。緊張感もあるけどカッコいい。2023/05/09
あや
22
天候が悪い中でのシージャック、映画を見ているかのようなリアルな描写でドキドキしながら読みました。ぜひ続編も書いてほしいです。2014/08/14
流花
19
海上保安庁特殊救難隊が舞台、映画の海猿を観ていたので荒海での救助シーンの想像もしやすかった。仲間を信じる、仲間の為に危険を顧みず行動する海の男たちがとても格好いいです。シリーズになってたら良かったのにな…2014/06/24