出版社内容情報
罪を償っていれば、許せるか?
受け入れられるか?
それとも、許せないのか?
揺れ動く心情を丹念に描ききった社会派ミステリー
『希望が死んだ夜に』の著者が挑む新境地
横浜に本社を置くオオクニフーズの相模原支社に勤務する藤沢彩は、子どもの頃から自分の感情や思考を言葉にするのが苦手だ。
その性格もあり引っ込み思案で人との付き合いも苦手な彩だったが、仕事のことで思い悩んでいた時に声をかけてきた一年先輩の同僚社員・田中心葉に次第に惹かれていく。
心葉と同期の佐藤千暁とも次第に交流ができ、三人はそれぞれ十年後も二十年後も一緒にいたいと願うようになっていた。
そんなある日、心葉が会社の朝礼で、何の前置きもなく「ぼくは人を殺したことがあります」と発言したことで、絆は揺らぐ。
そして千暁にも、兄が殺された被害者遺族という人に言えなかった過去があった……。
内容説明
横浜に本社を置くオオクニフーズの相模原支社に勤務する藤沢彩は、子どもの頃から自分の感情や思考を言葉にするのが苦手だ。その性格もあり引っ込み思案で人との付き合いも苦手な彩だったが、仕事のことで思い悩んでいた時に声をかけてきた一年先輩の同僚社員・田中心葉に次第に惹かれていく。心葉と同期の佐藤千暁とも次第に交流ができ、三人はそれぞれ十年後も二十年後も一緒にいたいと願うようになっていた。そんなある日、心葉が会社の朝礼で、何の前置きもなく「ぼくは人を殺したことがあります」と発言したことで、絆は揺らぐ。そして千暁にも、兄が殺された被害者遺族という人に言えなかった過去があった…。
著者等紹介
天祢涼[アマネリョウ]
1978年生まれ。2010年に第43回メフィスト賞受賞作『キョウカンカク』でデビュー。2013年『葬式組曲』が第13回本格ミステリ大賞候補作、同書に収録されている「父の葬式」が第66回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作になる。2023年『謎解き広報課』が第18回酒飲み書店員大賞を受賞。2024年「一七歳の目撃」が第77回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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