あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784758414616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

罪を償っていれば、許せるか?
受け入れられるか?
それとも、許せないのか?
揺れ動く心情を丹念に描ききった社会派ミステリー
『希望が死んだ夜に』の著者が挑む新境地

横浜に本社を置くオオクニフーズの相模原支社に勤務する藤沢彩は、子どもの頃から自分の感情や思考を言葉にするのが苦手だ。
その性格もあり引っ込み思案で人との付き合いも苦手な彩だったが、仕事のことで思い悩んでいた時に声をかけてきた一年先輩の同僚社員・田中心葉に次第に惹かれていく。
心葉と同期の佐藤千暁とも次第に交流ができ、三人はそれぞれ十年後も二十年後も一緒にいたいと願うようになっていた。
そんなある日、心葉が会社の朝礼で、何の前置きもなく「ぼくは人を殺したことがあります」と発言したことで、絆は揺らぐ。
そして千暁にも、兄が殺された被害者遺族という人に言えなかった過去があった……。

内容説明

横浜に本社を置くオオクニフーズの相模原支社に勤務する藤沢彩は、子どもの頃から自分の感情や思考を言葉にするのが苦手だ。その性格もあり引っ込み思案で人との付き合いも苦手な彩だったが、仕事のことで思い悩んでいた時に声をかけてきた一年先輩の同僚社員・田中心葉に次第に惹かれていく。心葉と同期の佐藤千暁とも次第に交流ができ、三人はそれぞれ十年後も二十年後も一緒にいたいと願うようになっていた。そんなある日、心葉が会社の朝礼で、何の前置きもなく「ぼくは人を殺したことがあります」と発言したことで、絆は揺らぐ。そして千暁にも、兄が殺された被害者遺族という人に言えなかった過去があった…。

著者等紹介

天祢涼[アマネリョウ]
1978年生まれ。2010年に第43回メフィスト賞受賞作『キョウカンカク』でデビュー。2013年『葬式組曲』が第13回本格ミステリ大賞候補作、同書に収録されている「父の葬式」が第66回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作になる。2023年『謎解き広報課』が第18回酒飲み書店員大賞を受賞。2024年「一七歳の目撃」が第77回日本推理作家協会賞(短編部門)候補作に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

145
これはもうタイトルまんまの作品。それしか言葉が出てこない。加害者と被害者家族の間には深すぎる激流の川があるのだ。そして、加害者の周囲の者が知ってしまったら・・いつも通りでいられるか?受け入れるとか、赦すとか。無責任な外野の声には惑わされないぞ!と思うものの自信はない・・(汗)被害者家族の悲しみに寄り添う体の、怪しい奴らには嫌悪感しかない。若くして罪人となった者の更生をどう捉えるか。この男・参舵亜(改名後は心葉)や彩のように上手く自分の気持ちを言葉に出来ない苦しみは理解出来つつ、複雑な読後感だった。2024/05/06

パトラッシュ

132
人が人を許すことは難しい。大切な家族を殺した相手を絶対に許せない気持ちはわかるし、少年法に守られ正当な刑罰が下されないと知れば、自分の手で同じ苦しみを与えてやると決心するなとは言えない。相手がどれだけ前非を悔いていようと、機会があれば実行まではほんの一歩だ。しかも、そんな苦しむ心に付け入って、金儲けに利用する人も出てくるのだから。悲劇の連鎖を止めるのは許す心というが、それでも許せないのはパレスチナの現実で明らかだ。最後に千暁が心葉を許せたのは、心葉を大切に思う彩の哀しみが自分と同じだとわかったからだろう。2024/05/06

ごみごみ

53
登場人物の誰に共感出来るかによって、感想が違ってくると思う (この作品に限ったことではないが)。私は被害者家族、特に子供を殺された母親の気持ちで読んだので、少年だろうが反省しようが更生しようが、一生受け入れることは出来ないと思ってしまった。心が狭いのかな。もし、私がもう少し若くて、彩に感情移入が出来たら・・少しは寄り添う気持ちになれるのかも。なかなか難しいけどね。でも一番恐ろしいのは、被害者家族の感情を煽り、利用しようとする奴。これは絶対に許せない!2024/05/08

よつば🍀

44
真っ直ぐ問いかけてくるタイトルと、不安定な状態を思わせる装丁に惹かれ手に取った。物語は同じ会社で働く三人の男女を中心に展開する。子供時代に父親から「はっきりしない子」と言われた事で、自分の気持ちを言葉に出すのが苦手になった藤沢彩。毒親の元で育ち暗い過去を持つ田中心葉。心葉と同期の佐藤千暁。親しく交流していた三人だったが、ある事実が明らかになった事でその関係性は崩れ出し、突如起きた殺人事件でより疑心暗鬼に陥っていく。奥深い社会派ミステリーを期待していたので現実味に欠けている所が残念。犯人には嫌悪感しかない。2024/05/07

akiᵕ̈*

35
過去に人を殺めてしまった心葉、自分の感情を上手く伝える事ができない彩、加害者遺族の千暁。この3人がフードバンク事業を手掛ける会社で知り合い交流が深まるも、新たな殺人事件が起きた事により、心葉と千暁の過去が繋がっていき、2人が辿ってきた苦難の道が明らかになっていく。少年犯罪が引き起こす被害者遺族の苦しみは、マスコミやSNS上での関係のない部外者たちの無責任な発言によって更に翻弄され、正しいものまで見えなくなってしまう。加害者が反省し更生しても、被害者遺族の心の内というのは永遠に葛藤との戦いなんだろうな。2024/04/16

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