出版社内容情報
早見 和真[ハヤミ カズマサ]
著・文・その他
内容説明
2020年本屋大賞にノミネートされ、本を愛する人々を興奮と感動に巻き込み累計30万部突破。今なお売れ続けている『店長がバカすぎて』、熱望の第2幕。今を懸命に生きる私たちの特別な物語。とにかく文句なしに面白い!!店長、ますますパワーアップ。
著者等紹介
早見和真[ハヤミカズマサ]
2008年『ひゃくはち』でデビュー(映画化、コミック化)。15年『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞(テレビドラマ化)。20年『ザ・ロイヤルファミリー』で第33回山本周五郎賞及びJRA賞馬事文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
610
続編が出るとは思っていなかった。この手の、笑いを取る作品は、あまり長く続けると、だいたいギャグのキレがなくなり、人情系やシリアス路線に、少しずつシフトチェンジしていく。この作品も、今回はある程度の水準をキープ出来ていると感じたが、次あたりは少しテンションダウンしそうな気配がある。スラップスティックなテイストこそが持ち味だと思うので、普通のお仕事小説にはならないで欲しい。もう少し、しっかり読み込むと、笑いばかりではなく、気づけなかった伏線や、仕掛けがたくさんありそうなので、時を置いて再読するかも。2022/09/28
starbro
500
早見 和真は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『店長がバカすぎて』第2幕、読みました。面白くなくはないですが、二番煎じ感が強すぎて、「著者がバカすぎて」って感じでした(笑) 本作よりも作中作「スティフーリッシュ・ビッグパイン」を読んでみたい。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=68252022/10/09
kotetsupatapata
359
星★★★☆☆ 前作のインパクトが強烈だったせいでハードルが高くなった為なのか、今作はあまり印象に残りませんでした。 山本猛店長もあまり活躍してなかったですし、前作は腹抱えて笑えた本の中身も、「社長のジュニアがビンビン」以外はさほど笑えなかったかな? マーク江本もどうせあの人だろうと簡単に想像つくし 他の人のレビューで“今作も最高!”だとか“続編希望”という評価を読むと、自分の感想に自信失くすな😢2022/11/24
ゆきねこ
333
本を愛し、本を売ることをこよなく愛する書店員さんたちの話。前作もそうだったが、面白おかしく、ドタバタにしたかったのだろうが、それほど面白くもなく。登場人物たちに魅力があるかと言えばそうとも言えず。全国から書店が消えている現実は対策が必要。本を読む人間の育成が最も重要。子どもも大人も、スマホの小さな画面に夢中な日本。かつて、一億総白痴と言われた。そのときは、ずっとずっと若者は本を読み、討論していただろう。選挙にも政治にも興味があっただろう。本を愛する人が増えてほしいと願う。ストーリーは単調。2023/11/23
まちゃ
328
第二弾だけあって安定感はありましたが、新鮮味や驚きは少なめ。谷原京子、山本猛店長ら<武蔵野書店>吉祥寺本店の面々が繰り広げるドタバタ劇。「新!店長がバカすぎる」の著者・マーク江本、「部下に告ぐ!」の著者・竹丸トモヤの正体は。前作に引き続き、世界はアナグラムでできている。最後に登場した猫娘は次回作への布石でしょうか。次はもっと書店愛を感じたい。2022/10/02