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内容説明
地方都市・伊々田市を支配する、謎多き女系一族―朽葉嶺家。四つ子の姉妹から一人を跡継ぎとして選ぶ、二十年に一度の儀式が近づいていた。次期当主の婿として育てられた少年、朽葉嶺マヒルの周囲では、儀式が迫るにつれて不可解な少女猟奇殺人が頻発するようになる。やがてマヒルの元に現れる、鴉を連れた黒衣の少女。人ならざる存在“GOOs”を狩る組織の一員、“殲滅機関の遺影描き”―藤咲イタカ。彼女との出逢いによって、マヒルは伊々田市の血塗られた歴史に潜む魔と対峙する…戦慄の伝奇ミステリ。
著者等紹介
杉井光[スギイヒカル]
第12回電撃大賞にて、『火目の巫女』で銀賞を受賞。思春期の心の揺れ動きを細やかに描くせつない青春小説で圧倒的な支持を集めている。一方でデビュー作以来、重厚な世界観の伝奇小説の書き手としても注目され、現代の少年少女を主人公としたスタイリッシュな異能ミステリで新境地に挑む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明
5
火目の巫女を読んだことがないので、杉井さんが書くこういったダークな作品はとても新鮮だった。なんだか伝奇っぽくて、どことなく『空の境界』を思い出す感じ。久しぶりに、読んでいてゾクゾクする良作だったと思うのだけれど、続きはないんですね。ぜひ二巻を出して欲しい。とりあえず、火目の巫女読もうかな。2011/03/26
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 地方都市・伊々田市を支配する、謎多き女系一族―朽葉嶺家。四つ子の姉妹から一人を跡継ぎとして選ぶ、儀式が近づいていた。次期当主の婿として育てられた少年、朽葉嶺マヒルの周囲では、儀式が迫るにつれて不可解な少女猟奇殺人が頻発するようになる。やがてマヒルの元に現れる、鴉を連れた黒衣の少女。人ならざる存在“GOOs”を狩る組織の一員、“殲滅機関の遺影描き”―藤咲イタカ。彼女との出逢いによって、マヒルは伊々田市の血塗られた歴史に潜む魔と対峙する… 2008/06/04
ずみ
3
人が死ぬ話は好きです()まして民俗伝承、旧家の習わし的なカテゴリは好物。ただ話の中心となる因習の仕組みは「火目の巫女」とあまり変わらない。作者の好きなモチーフなのかも?それに限らずいろんな箇所に著者の他作品の要素を見る。仮に続編が出ていたとしたら、神メモみたいな筋書きになったのだろうなと、勝手に推測。2016/02/06
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
3
杉井光の伝奇もの、なお続編はないもようw 雰囲気はけっこう出てるし女の子たちがどんどん殺されてく展開はゾクゾクするけど、主人公が感情希薄で鈍感へたれでナチュラルにハーレムという、いわゆる「いつもの杉井」であるため、わりと途中でウンザリしてましたw
永山祐介
3
お兄ちゃん大好きな妹四人から、一人を選んで結婚する話。嘘は言ってない。2008/07/18