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内容説明
「あんまりがんばらずに、生きていきたいなぁ」巣篭カナは、そんな言葉を呟いてしまう15歳の少女。ある夜、家族とのトラブルから家出し、町のダストシュートで、とんでもないものを発見する。―それは、銃を握ったまま眠る全裸の少女だった!UFO出現と銃撃事件で大騒ぎの町を、眠りから覚めた少女“白雪”とカナは逃亡する。東京へ着いたふたりは火器戦士の千晴に出会い行動を共にするが、そこへ黒い謎の影が―!?新世代青春エンタテイメント登場。
著者等紹介
桜庭一樹[サクラバカズキ]
えんため大賞出身の作家。近著に「赤×ピンク」(ファミ通文庫)、「GOSICK」シリーズ(富士見ミステリー文庫)などがあるほか、山田桜丸名義でゲームシナリオも手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤギ郎
12
家で少女の物語からファースト・コンタクトSF小説へ。主人公は中学三年生の一人称が「ボク」の女の子。女の子みたいな男の子も登場する。「女の子的」や「男の子的」についてもう少し踏み込んでほしかった。大人になるというのはどういうことなのか。2019/05/07
そのぼん
9
妄想系少女…。でも、何処か憎めない感じでした。果たしてどこからが現実なのか気になりました。2011/07/01
YO-HEY@紅蓮ロデオ
8
初めて読んだ、桜庭作品。起こっている背景とは裏腹な、主人公たちの普通の様子。こーゆー文章の作り方が好きだと初めて思った作品ですね。ラストもある程度自由に想像させる余白をつけているのもうれしいことです。2010/02/05
はらぺこ
5
急に終わった感じがする。たぶん主人公と同じ年頃で読んでた良かったんやろなぁ。2023/10/14
椎名
5
15歳という少女の精神を描く青春もの、なのだがSF要素に萎えてしまったのは否めない。無念。なんとなく見下しながら耐えて大人になっていく、家庭の問題はどこにでもあるものだなあと。2015/02/21