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内容説明
イオ・デルタ帝国内務軍憲兵隊・第九特別任務処理班。死の告発を以って綱紀粛正を行う仲間殺しの通称「処刑屋」。そこに所属する鬼人族のムーグ・ラージン特佐のもとに、旧友トールズから届いた手紙は、けして旧交を暖めるためのものではなかった…。心の奥底に押し隠した渇望にもだえながら日々暮らす人々。抗いがたい運命と、狂気と絆。榊一郎がハードで冷徹な描写で活写するダークアクション・ファンタジー第2弾。
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
第九回富士見ファンタジア長編小説大賞準入選。受賞作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さぶお
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時間上は前作の前になるのか。エルザのイラストがマジ凛々しくって素敵なんだが、其の次のトーマスさんのやる気のなさにはびっくりしたぜ。こういった登場人物を刷新する、同じ世界観でのファンタジーは多作な榊先生にも珍しいと思う。個人個人の黒さや葛藤は棄てプリ、ストジャ、チャイカなどのゲストキャラに通じるものがあるのだが、あれらは主人公勢の人格が強いから物語の展開上、主役勢に食われてしまうからなぁ。こういった一発ものの作品こそ、榊先生の真骨頂が出せるような気がする。こういうの上手く書ける人こそ巧い作家なんだと思う。…2012/02/12
永山祐介
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基本的には救われない話。でもどっちも、徹底的に落ち込むような話ではない。救いも……零ってわけじゃないし。せめて、幸せに過ごせると良いね。2002/05/04
伊能
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シリーズもの第二作。一作目の感想に書いたが最近よく榊さんが作中のゲーム名に使うようになったので読み直し。 時系列が前に戻るがこの時のムーグの相棒が結婚式あたりに乱入するのでは期待したけど三作目は出なかったんだよな。 まあ両手両足の指でも足りない以上修羅場は間違いないと思うが。2018/11/24