出版社内容情報
鶴岡 法斎［ツルオカ ホウサイ］
著・文・その他
内容説明
ヘンな対談本である。討論というほど真剣に論を戦わせているわけではないし、セッションというほどお互い息があっているわけでもない。ただ、お互いの好むところを雑談的に話しあい、その中で出てきた事象物件について、いろいろと考察を加えたり、ウンチクを傾けている、と、そういう本である。ただ、二人の著者にどこかつながっているところがあるとすれば、日常の些末なことがら、今まで見たり読んだりしてきた、一般の人ならアホらしくて記憶にもとどめておかないであろうようなモノに対し、一種異様とも言える熱意でそれを記憶し、また他人に語りたがる部分がある、ということだろう。
目次
第１章 オタク第一世代の功罪
第２章 オタク第二世代のあり方
第３章 オタクとアカデミズム
第４章 オタク第三世代に向けて
ハイストレンジマンザイ（お題「マンガ」；お題「エロ」；お題「文学」）
著者等紹介
唐沢俊一［カラサワシュンイチ］
１９５８年札幌生まれ。アニメブームの発火点といわれた当地でオタク修行にいそしむ。大学はふたつ行くが、どちらもオタク活動に忙しく、ロクに通わず。世田谷一家惨殺事件の被害者も在籍していたアニメ研究会、“アニドウ”に所属し、芸能プロダクション経営などを経て、オタクライターとして独立。意外かも知れないが、志水一夫、開田裕治、竹内博、永瀬唯などオタク第一世代の中では、一番の若手世代に属する
鶴岡法斉［ツルオカホウサイ］
１９７３年千葉県生まれ。高校卒業後、寺院仏具の営業マン、書店員などの職を経ていつの間にか文筆の道へ。知人のはからいで唐沢俊一と出会い、いつの間にか師事。現在早稲田大学文学部講師にいつの間にか就任。いつの間にかオタク第二世代の末席にいるらしいが、どうも主流派とは趣味が違うんではないかなと考えてみたり。子供のときに遊園地でバルタン星人に捕まったのが自慢
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