アルク翻訳レッスン・シリーズ
コンピュータ翻訳入門

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  • サイズ A5判/ページ数 200p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784757406117
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C0082

出版社内容情報

コンピュータ分野の翻訳が「独習」できる

あこがれの翻訳家になる第一歩「アルク翻訳レッスン・シリーズ」登場!

 語学・翻訳に興味がある人から、翻訳のプロをめざしている人、また翻訳者としてのレベルアップをはかりたい人におすすめのシリーズの登場です。
 シリーズ第1弾の『コンピュータ翻訳入門』は、コンピュータの基本的概念や専門用語の理解を深めながら、英和・和英の両方向からの翻訳学習アプローチができる独習用教材です。筆者は翻訳歴20年以上の現役実務翻訳者。現場の仕事を通して身につけてきた実務翻訳のノウハウを伝授します。

本書には大きく分けて3つのステップがあります。
  ●Chapter 1 「コンピュータ翻訳実践講義 短文の翻訳編」
  ●Chapter 2 「コンピュータ翻訳実践講義 長文の翻訳編」
  ●Chapter 3 「トライアルに挑戦」
 まず「コンピュータ翻訳実践講義 短文の翻訳編」では、テーマ別に基本的な短文を取り上げ、技術系の文書の読み取り方や、訳しにくい前置詞や冠詞の解釈の仕方など、翻訳の基本ポイントを押さえます。
 基礎を固めたら、Chapter 2でより実践に近い「長文の翻訳」の練習をします。基本ポイントを踏まえ、その応用としてパラグラフの処理の仕方や長文理解に必要な背景知識などを身につけていきます。初学者が陥りやすい誤訳例とその解決法も詳説しています。
 学習の仕上げChapter 3の「トライアルに挑戦」では、翻訳会社が翻訳者を採用する際に課す試験である「トライアル」課題を収録しています。本邦初の自己採点表付きで、自分の翻訳レベルチェックが可能。さらに解説と訳例が付いて、コンピュータ分野だけでなく、実務翻訳全般の基礎が確実に身につきます。翻訳がまったくはじめての人にもおすすめです。

著者:佐藤洋一
発売日:2002年5月10日
本のみ(210×148×16mm、200ページ)
[目次]
Introduction コンピュータ翻訳とは?
  Part 1 実務翻訳の概要とコンピュータ翻訳の特徴
  Part 2 コンピュータ翻訳の文書サンプルと翻訳スタイル

Chapter 1 コンピュータ翻訳実践講義 短文の翻訳編
  Lesson 1 主語を選択する
  Lesson 2 態と品詞の転換
  Lesson 3 頭から訳す
  Lesson 4 真意を汲み取る
  Lesson 5 冠詞をマスターする
  Lesson 6 前置詞を訳し分ける
  Lesson 7 助動詞の基本用法
  Lesson 8 基本動詞を訳し分ける
  Lesson 9 一般用語と専門用語の見分け方
  Lesson 10 さまざまな慣用表現を知る

Chapter 2 コンピュータ翻訳実践講義 長文の翻訳編
  Lesson 1 表記の統一を徹底する
  Lesson 2 タイトルをいかに訳すか
  Lesson 3 パラグラフを翻訳する
  Lesson 4 語学力と専門知識のバランス
  Lesson 5 誤訳を防ぐためのポイントを見抜く

Chapter 3 翻訳家になるための第一歩 トライアルに挑戦

Appendix 参考文献
     実務翻訳の学習に役立つWebサイト

読み物コラム
     「虚心坦懐」―翻訳者の原文解釈力と表現力の源
     コンピュータ翻訳の「意外な仕事」
     「速読」と「熟読」の大きな違い
     フリーランスに向いている人、向いていない人
     長時間労働は覚悟のうえで
     言葉選びのすすめ

内容説明

本書で紹介する「コンピュータ翻訳」とは、実務翻訳のコンピュータ分野にかかわる翻訳業務全般を意味する。実際の仕事に活かすことを目的とするものであり、単なる学問としての翻訳理論ではない。本書は、筆者が現場の仕事を通して身につけてきた実践的な翻訳テクニックと、仕事で使えるさまざまなノウハウが詰まった、はじめての独学用翻訳入門書である。

目次

Introduction コンピュータ翻訳とは?(実務翻訳の概要とコンピュータ翻訳の特徴;コンピュータ翻訳の文書サンプルと翻訳スタイル)
1 コンピュータ翻訳実践講義 短文の翻訳編(主語を選択する;態と品詞の転換;頭から訳す ほか)
2 コンピュータ翻訳実践講義 長文の翻訳編(表記の統一を徹底する;タイトルをいかに訳すか;パラグラフを翻訳する ほか)
3 翻訳者になるための第一歩 トライアルに挑戦

著者等紹介

佐藤洋一[サトウヨウイチ]
1960年東京都生まれ。国際基督教大学卒業(物理学)、東京工業大学大学院総合理工学研究科修了(システム科学)。大学在学中より理工学関連文献、特許、研究論文などの英和・和英翻訳に携わる。87年(株)日本テック翻訳部入社。同年フェロー・アカデミー講師就任。翌年(株)日本テックを退社し、フリーの翻訳者として独立。「佐藤翻訳事務所」設立。主にコンピュータ、ビジネス、特許などの分野の英和・和英翻訳を手がけるかたわら、フェロー・アカデミー「コンピュータ特別ゼミ」など5クラスの講師を担当。多数の翻訳会社やメーカーにてトライアル審査員も務める。専門は、物理学、ファジイ理論、情報工学、自然言語処理、機械翻訳など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃーごん

6
再読。記録を見たら前回の読了から2年も経っていた。どおりで内容を覚えていないわけだ。この2年の間に実践できるようになっていたテクニックも少しはあったけど、未だに意識が足らず機械的に処理していることが多々ありそうだと気付いた。あわわ。進歩を感じられず凹むが、今後は一歩も二歩も踏み込んで考えることを意識して取り組みたい。次は2年と言わず、少なくとも年内にはもう一度読み返すぞ。2022/06/29

にゃーごん

2
明日から使えるテクニックが満載で付箋だらけに。基本的な翻訳講座を受けたことがないので新しく学んだことも多いし、他の翻訳者の見様見真似で実践していたことも根拠が得られて自信が持てた。最後の疑似トライアルでは、受験側と採点側を体験でき、自分の弱点が何となく分かった気がする。今後の勉強方針を固めるとともに、時間をおいて何周か読み直したい。2020/01/22

★★★★★

2
ほんとはコンピュータのコの字も見たくないんですけれど、今後のライフラインになってきそうなので。正直に言って、元システム屋としては承服しがたい訳例("hosts file"→「ホスト・ファイル」とか、バックアップ権限のニュアンスとか、他にもぱらぱら)もありましたが、全体としては大変お勉強になりました。2010/03/04

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